일본어 뉴스: 「五冠」達成の藤井聡太さん “実力を高め八冠に近づきたい”

「五ご冠かん」達成たっせいの藤井ふじい聡さとし太ふとしさん “実力じつりょくを高たかめ八はち冠かんに近ちかづきたい”

Feb 12, 2022 23:02

Furigana

将棋しょうぎの「王将おうしょう戦せん」を4連勝れんしょうで制せいし、10代だいでの「五ご冠かん」を史上しじょう初はじめて達成たっせいした藤井ふじい聡さとし太ふとしさん（19）が対局たいきょく後ごの会見かいけんに臨のぞみ、8つのタイトルすべてを獲得かくとくする“八はち冠かん達成たっせい”について「実力じつりょくを高たかめることで、少すこしでも近ちかづきたい」と語かたりました。

藤井ふじいさんは東京とうきょう・立川たつかわ市しで行おこなわれた「王将おうしょう戦せん」の第だい4局きょくに勝利しょうりして5つめのタイトルを獲得かくとくし、羽生はぶ善治よしはるさん（51）が持もつ最年少さいねんしょう記録きろくを28年ねん5か月かげつぶりに更新こうしんする「19歳さい6か月かげつ」で「五ご冠かん」を達成たっせいしました。

藤井ふじいさんは対局たいきょく後ごの会見かいけんで、4連勝れんしょうした王将おうしょう戦せんの勝因しょういんについて「中盤ちゅうばん苦くるしい対局たいきょくが多おおかったので4連勝れんしょうは幸運こううんだったと思おもう。苦くるしい局面きょくめんでも粘り強ねばりづよく指さし、終盤しゅうばんの競り合せりあいに持ち込もちこめたのが勝因しょういんだったと思おもう」と振り返ふりかえりました。

史上しじょう最年少さいねんしょうでの「五ご冠かん」達成たっせいについては「とても光栄こうえいに思おもう。自分じぶんの場合ばあいは『五ご冠かん』に見合みあった実力じつりょくが足たりないと思おもうので、さらに実力じつりょくをつけていく必要ひつようがあると思おもう」と語かたりました。

そして8つのタイトルすべてを獲得かくとくする“八はち冠かん”達成たっせいについて聞きかれると「これから防衛ぼうえい戦せんも始はじまる。タイトル戦せんの対局たいきょくを生いかして成長せいちょうにつなげることが大事だいじで、実力じつりょくを高たかめることで少すこしでも近ちかづきたい」と意気込いきごみを語かたりました。

深浦ふかうら九きゅう段だん「藤井ふじいさんは “八はち冠かん”に限かぎりなく近ちかづく」

藤井ふじい聡さとし太ふとしさんが成し遂なしとげた10代だいでの“五ご冠かん”達成たっせいについて、八大やひろタイトルの一ひとつ「王位おうい」を3期き獲得かくとくした深浦ふかうら康やすし市し九きゅう段だん（49）は「王将おうしょう戦せん」第だい4局きょく開始かいし前まえのインタビューで「スピードが速はやすぎて驚おどろくような展開てんかいだ。19歳さいで“五ご冠かん”というのは藤井ふじいさんが現あらわれるまではとても想像そうぞうできなかった」と話はなしていました。

また藤井ふじいさんの今後こんごのタイトル獲得かくとくについて尋たずねると「藤井ふじいさんが“五ご冠かん”になると、残のこるタイトルのうち名人めいじんと棋王きおうを持もつ渡辺わたなべさんと戦たたかうことになる。王将おうしょう戦せん4連勝れんしょうから考かんがえると藤井ふじいさんは“八はち冠かん”に限かぎりなく近ちかづくだろう」と予想よそうしていました。

将棋しょうぎ界かいの今後こんごの展望てんぼうについて深浦ふかうら九きゅう段だんは、羽生はぶ善治よしはる九きゅう段だん（51）による“七なな冠かん”達成たっせいを引き合ひきあいに出だし「当時とうじは“七なな冠かん”達成たっせいの羽生はぶさんを誰だれが止とめるのか注目ちゅうもくされた。藤井ふじいさんが“八はち冠かん”達成たっせいすればタイトル戦せんを目指めざすしれつな競争きょうそうが若手わかてを中心ちゅうしんに起おきると思おもう」と語かたっていました。