Báo tiếng Nhật: オリンピック森重航が銅メダルスピードスケート男子500m

2段だん。北京ぺきんオリンピックのスピードスケート、男子だんし500メートルで21歳さいの大学生だいがくせい、森重もりしげ航こう選手せんしゅが銅メダルどうめだるを獲得かくとくしました。この種目しゅもくで日本にっぽん選手せんしゅがメダルを獲得かくとくしたのは、2010年ねんのバンクーバー大会たいかい以来いらい、3大会たいかいぶりです。

スピードスケートの男子だんし500メートルには30人にんが出場しゅつじょうし、日本にっぽんからは3人にんが出場しゅつじょうしました。

このうち森重もりしげ選手せんしゅは、フライングでやり直やりなおしとなったあとの2回かい目めのスタートでしたが、持ち味もちあじの軽快けいかいなカーブワークを武器ぶきに加速かそくし、34秒びょう49という好こうタイムで銅メダルどうめだるを獲得かくとくしました。

この種目しゅもくで日本にっぽん選手せんしゅがメダルを獲得かくとくしたのは、2010年ねんのバンクーバー大会たいかい以来いらい、3大会たいかいぶりです。

このほかの日本にっぽん選手せんしゅの結果けっかです。

スタートダッシュが特長とくちょうの村上むらかみ右みぎ磨みがく選手せんしゅは、34秒びょう57で8位いに入賞にゅうしょうしました。

この種目しゅもくの日本にっぽん記録きろく保持ほじ者しゃの新しん濱はま立りつ也選手せんしゅは、スタート直後ちょくごにバランスを崩くずしてしまい、35秒びょう12で20位いに終おわりました。

金メダルきんめだるは34秒びょう32でオリンピック記録きろくを更新こうしんした中国ちゅうごくの高こう亭ちん宇選手せんしゅで、前回ぜんかいのピョンチャン大会たいかいの銅メダルどうめだるに続つづくメダル獲得かくとくです。

銀メダルぎんめだるは34秒びょう39で韓国かんこくのチャ・ミンギュ選手せんしゅで、ピョンチャン大会たいかいでも銀メダルぎんめだるを獲得かくとくしていました。

森もり重しげる「自分じぶんの持もてる力ちからを発揮はっきできた」

銅メダルどうめだるを獲得かくとくした森重もりしげ選手せんしゅは「スタートラインに立たった時ときはいつもどおりいこうという気持きもちでいたが、フライングがあってプレッシャーのかかるスタートとなってしまった。その中なかでも自分じぶんのやりたいことを思おもうようにできたのでよかった。自分じぶんの持もてる力ちからを発揮はっきできたので、レースという点てんでは満足まんぞくしている」と心境しんきょうを語かたりました。

また、メダル獲得かくとくについては「3人にんともメダル候補こうほと言いわれる中なかで、『誰だれか1人にんでも』という思おもいで滑すべっていたので、その中なかでも自分じぶんが取とれて安心あんしんしている」とほっとした表情ひょうじょうを見みせました。

そのうえで、次つぎに出場しゅつじょうする1000メートルについて、「世界せかいのシニア大会たいかいで1000メートルは未み経験けいけんだが、どこまで行いけるか、挑戦ちょうせんという意味いみでも全力ぜんりょくで頑張がんばっていきたい」と意気込いきごんでいました。

今こんシーズン急きゅう成長せいちょうの森重もりしげが銅メダルどうめだる

「昨さくシーズンまでの自分じぶんなら全まったく想像そうぞうできない」

今こんシーズン、急きゅう成長せいちょうし頭角とうかくを現あらわした森重もりしげ航こう選手せんしゅが男子だんし500メートルで銅メダルどうめだるを獲得かくとくしました。

21歳さいの大学生だいがくせいが、一躍いちやく、注目ちゅうもくを集あつめたのは去年きょねん10月つきに行おこなわれた今こんシーズンの国内こくない開幕かいまく戦せん、全日本ぜんにほん距離きょり別べつ選手権せんしゅけんでした。実績じっせきのある新しん濱はま立りつ也選手せんしゅと、村上むらかみ右みぎ磨みがく選手せんしゅを破やぶっての優勝ゆうしょうでした。

森もり重しげる選手せんしゅの急きゅう成長せいちょうの理由りゆうに代表だいひょうレベルが集あつまるナショナルチームの存在そんざいがあります。今こんシーズンからチーム入いりした森重もりしげ選手せんしゅはオランダ人じんコーチから指導しどうを受うけながらフォームを改良かいりょうしました。

ポイントは骨盤こつばんの位置いち。前まえに倒たおすイメージだった骨盤こつばんを、後うしろに下さげたうえで、お尻しりを落おとすフォームに変かえたことで、「安定あんてい感かんが出でた」と強つよく氷こおりを蹴けられるようになり、スピードが増ましました。

これに加くわえて、持ち味もちあじのカーブワークにも磨みがきをかけました。

ライバル選手せんしゅたちが「俊敏しゅんびん性せいが高たかい」と評価ひょうかする体からだのバネを生いかした軽かろやかなカーブワークにはもともと定評ていひょうがありましたが、シーズン中ちゅうにコース取とりを研究けんきゅうしたことで、より加速かそくできるようになったといいます。

初はつ参戦さんせんとなったワールドカップでは、日本にっぽん選手せんしゅで2人にん目めとなる33秒びょう台だいをマークして初はつ優勝ゆうしょうを果はたすなど勢いきおいに乗のって北京ぺきん大会たいかいに臨のぞんだ森重もりしげ選手せんしゅ。

オリンピック初はつ出場しゅつじょうで銅メダルどうめだるを獲得かくとくしました。

8位い入賞にゅうしょうの村上むらかみ「準備じゅんび含ふくめて満足まんぞくいいレースができた」

8位いに入賞にゅうしょうした村上むらかみ右みぎ磨みがく選手せんしゅは「大おおきな失敗しっぱいはなくレースを滑すべり終おわって、それでもメダルに届とどかなかったのは、もう少もうすこし自分じぶんに足たりない部分ぶぶんがあったと思おもう。自分じぶんには今回こんかいメダルを取とった選手せんしゅぐらいのタイムを期待きたいしていたので残念ざんねんだ」と結果けっかを受け止うけとめていました。

一方いっぽう、29歳さいで初はじめてオリンピックに出場しゅつじょうしたことについては、「ようやくつかんだオリンピックのチケットだったので、本当ほんとうにきょうのレースは楽たのしかった。結果けっかとしては満足まんぞくしていないが、準備じゅんびを含ふくめて満足まんぞくしているのでいいオリンピックのレースができた」と話はなしていました。