日本新聞: 新型コロナ死者数約2か月後にとりまとめて月1回公表へ厚労省

新型しんがたコロナ死者ししゃ数すう約やく2か月かげつ後ごにとりまとめて月つき1回かい公表こうひょうへ厚あつ労ろう省しょう

Jul 7, 2023 20:07

Furigana

新型しんがたコロナの死者ししゃ数すうの動向どうこうを迅速じんそくに把握はあくするため、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは新あらたな試算しさん方法ほうほうでおよそ2か月かげつ後ごに死者ししゃ数すうをとりまとめ、今後こんご、月つきに1度ど、結果けっかを公表こうひょうすることになりました。

新型しんがたコロナの死者ししゃ数すうについては感染かんせん症しょう法ほう上じょうの分類ぶんるいが「5類るい」に移行いこうするまでは、国くにが全国ぜんこくの死者ししゃ数すうを集計しゅうけいして毎日まいにち公表こうひょうしてきましたが、ことし5月つきに5類るいに移行いこうしてからは、こうした調査ちょうさは行おこなわれなくなりました。

その結果けっか、新型しんがたコロナの死者ししゃ数すうは5か月かげつ後ごに公表こうひょうされる「人口じんこう動態どうたい統計とうけい」の死因しいん別べつの死者ししゃ数すうで把握はあくするしかなくなり、死者ししゃ数すうの動向どうこうをどう迅速じんそくに把握はあくするかが課題かだいになっていました。

そこで、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは、自治体じちたいに提出ていしゅつされた死亡しぼう診断しんだん書しょなどに記しるされた「最もっとも死亡しぼうに影響えいきょうを与あたえた病気びょうき」や「死亡しぼうの原因げんいんとなった病気びょうきの経過けいかに影響えいきょうを及およぼした病気びょうき」が「新型しんがたコロナ」だったケースを分析ぶんせきする新あらたな試算しさん方法ほうほうを導入どうにゅうしておよそ2か月かげつ後ごにとりまとめることになり、7日にちに初はじめてことし4月つき分ぶんの結果けっかを公表こうひょうしました。

それによりますと、死亡しぼう診断しんだん書しょなどで「最もっとも死亡しぼうに影響えいきょうを与あたえた病気びょうき」の欄らんに新型しんがたコロナの記載きさいがあった人ひとは550人にんでした。

さらにこの人数にんずうに「死亡しぼうの原因げんいんとなった病気びょうきの経過けいかに影響えいきょうを及およぼした病気びょうき」として新型しんがたコロナが記載きさいされていた人ひとを加くわえると1406人にんでした。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうが同おなじ手法しゅほうで過去かこにさかのぼって試算しさんした結果けっか、人口じんこう動態どうたい統計とうけいで把握はあくしてきた死者ししゃ数すうの増減ぞうげんとほぼ同おなじ傾向けいこうがみられたということで、今後こんごも月つきに1度ど、結果けっかを公表こうひょうしていくことにしています。