Japanese News: 大雨被害土砂崩れや土石流があった各地の11日の動きは

10日にち、福岡ふくおか県けんと大分おおいた県けんで大雨おおあめの特別とくべつ警報けいほうが発表はっぴょうされたほか、九州きゅうしゅうでは各地かくちで記録きろく的てきな大雨おおあめとなり、川かわの氾濫はんらんや土石流どせきりゅうなどの土砂どしゃ災害さいがいが相次あいつぎました。

各地かくちの被害ひがいの状況じょうきょうや行方ゆくえ不明ふめい者しゃの捜索そうさくなど、11日にちの動うごきをお伝おつたえします。

佐賀さが唐津からつ玉島たましま川がわの河口かこう付近ふきんで男性だんせい1人にん発見はっけん

佐賀さが県けんによりますと、10日にちまで大雨おおあめが降り続ふりつづいていた佐賀さが県けんの唐津からつ市しを流ながれる玉島たましま川がわの河口かこう付近ふきんで、11日にち午前ごぜん11時じ前まえ、男性だんせい1人にんが見みつかったということです。

男性だんせいは現場げんばで死亡しぼうが確認かくにんされたということで、県けんなどは身元みもとや詳くわしい状況じょうきょうを調しらべています。

大分おおいた中津なかつ行方ゆくえ不明ふめいの50代だい女性じょせいの捜索そうさく続つづく

10日にち、大分おおいた県けん中津なかつ市しの増水ぞうすいした山国川やまぐにがわ沿ぞいの道路どうろで、車くるまに乗のっていた50代だいの女性じょせいの行方ゆくえがわからなくなっていて、これまでの捜索そうさくでスマートフォンが発見はっけんされたということです。

警察けいさつや消防しょうぼうは、女性じょせいのものか確認かくにんを進すすめるとともに見みつかった付近ふきんで重点じゅうてん的てきに捜索そうさくを進すすめています。

10日にち、中津なかつ市し耶馬溪やばけい町まちの大雨おおあめで増水ぞうすいしていた山国川やまぐにがわ沿ぞいを走はしる国道こくどうで、車くるまに乗のっていた50代だいの女性じょせいの行方ゆくえがわからなくなり、警察けいさつや消防しょうぼうは女性じょせいが川かわに流ながされたとみて、およそ100人にんの態勢たいせいで11日にちも捜索そうさくを続つづけています。

女性じょせいは、10日にち午前ごぜん8時じすぎに親族しんぞくと電話でんわで話はなしたのを最後さいごに連絡れんらくが取とれなくなり、その3時間じかんほどあとには女性じょせいのものとみられる白しろい車くるまが発見はっけんされましたが姿すがたはありませんでした。

11日にちの捜索そうさくでは、警察けいさつの機動きどう隊員たいいんや消防しょうぼう隊員たいいんらは川岸かわぎしまで下おりたり水路すいろに入はいったりして手てがかりがないか確認かくにんを進すすめています。

大分おおいた県けんによりますと、これまでの捜索そうさくでスマートフォンが発見はっけんされたということで、女性じょせいのものかどうか確認かくにんを進すすめるとともに、スマートフォンが見みつかった付近ふきんを重点的じゅうてんてきに捜索そうさくすることにしています。中津なかつ市しは「一刻いっこくも早はやい発見はっけんに全力ぜんりょくを尽つくしたい」としています。

佐賀さが唐津からつの土砂崩どしゃくずれ 2人にんの捜索そうさくを再開さいかい

佐賀さが県けん唐津からつ市し浜玉はまたま町まちでは、10日にちの早朝そうちょう、大雨おおあめの影響えいきょうで土砂崩どしゃくずれが起おきて住宅じゅうたく2棟むねが押おしつぶされ、70代だいの女性じょせいが死亡しぼうし、70代だいと50代だいの男性だんせいの合あわせて2人にんと連絡れんらくが取とれなくなっています。

現場げんばでは11日にち午前ごぜん7時じすぎから捜索そうさくが再開さいかいされ、警察けいさつや消防しょうぼう、それに災害さいがい派遣はけん要請ようせいを受うけて駆かけつけた自衛隊じえいたい、合あわせておよそ200人にんが、住宅じゅうたくの位置いち関係かんけいや土砂どしゃを撤去てっきょする手順てじゅんなどを確認かくにんしたあと、スコップやバケツを持もって捜索そうさくに向むかいました。

消防しょうぼうなどによりますと、住宅じゅうたく近ちかくの地盤じばんが大雨おおあめの影響えいきょうで緩ゆるんでいることや道幅みちはばが狭せまいことから、土砂どしゃの撤去てっきょに重機じゅうきを使つかうことができず、ほぼすべてを手て作業さぎょうで行おこなっているということです。

また、連絡れんらくが取とれなくなっている男性だんせい2人にんが現場げんばの近ちかくの川かわに流ながされた可能かのう性せいもあるとして、河川敷かせんしきでの捜索そうさくも行おこなわれています。

佐賀さが県けんによりますと、午前ごぜん11時じ現在げんざい、発見はっけんにつながる情報じょうほうは入はいっていないということです。

福岡ふくおか久留くる米べい住宅じゅうたくや道路どうろにたまった土砂どしゃの撤去てっきょ作業さぎょう

土石流どせきりゅうが発生はっせいして、複数ふくすうの住宅じゅうたくが巻き込まきこまれた福岡ふくおか県けん久留米くるめ市しの現場げんばでは、午前ごぜん中ちゅうから道路どうろにたまった土砂どしゃの撤去てっきょ作業さぎょうが進すすめられています。

久留くる米べい市し田主丸たぬしまる町まち竹野たかのの三明寺さんみょうじ地区ちくでは、10日にち午前ごぜん9時半じはんごろ、土石流どせきりゅうが発生はっせいして複数ふくすうの住宅じゅうたくが巻き込まきこまれました。

現場げんばでは、午前ごぜん中ちゅうから、工事こうじ会社かいしゃの作業さぎょう員いんが道路どうろにたまった土砂どしゃなどを重機じゅうきを使つかって撤去てっきょする作業さぎょうを進すすめていました。

また、被災ひさいした自宅じたくの片かたづけに訪おとずれる住民じゅうみんの姿すがたも見みられました。

今後こんご、現場げんば近ちかくの公民館こうみんかんが、住宅じゅうたく内ないにたまった土砂どしゃの撤去てっきょ作業さぎょうを行おこなう住民じゅうみんの拠点きょてんになるということです。

公民館こうみんかんを管理かんりする三明寺さんみょうじ区くの小屋こや松まつ正ただし好こう区長くちょうは「大おおきな材木ざいもくや石いしが散乱さんらんしているので行政ぎょうせいには早急そうきゅうに生活せいかつ道路どうろの復旧ふっきゅう作業さぎょうを進すすめてほしいです」と話はなしていました。

住宅じゅうたくに土砂どしゃが流れ込ながれこんだという70代だいの男性だんせいは「高齢こうれい者しゃが多おおい地域ちいきで個人こじんで住宅じゅうたくの土砂どしゃなどを撤去てっきょするのは難むずかしいので、行政ぎょうせいに対応たいおうをお願おねがいできればと思おもいます」と話はなしていました。

病院びょういんと高齢こうれい者しゃ施設しせつの被害ひがい状況じょうきょう（11日にち午前ごぜん8時じ）

【病院びょういん】

厚生こうせい労働ろうどう省しょうの11日にち午前ごぜん8時じ現在げんざいのまとめによりますと、福岡ふくおか県けんの6か所かしょの病院びょういんで浸水しんすいの被害ひがいが確認かくにんされています。

被害ひがいがあった病院びょういんは、

▽久留くる米べい市しで3か所かしょ、

▽福岡ふくおか市しで1か所かしょ、

▽うきは市しで1か所かしょ、

▽広川ひろがわ町まちで1か所かしょとなっていて、いずれも人的じんてきな被害ひがいは現時点げんじてんで確認かくにんされていないということです。

【高齢こうれい者しゃ施設しせつ】

また、高齢こうれい者しゃ施設しせつでも浸水しんすいの被害ひがいが出でていて、福岡ふくおか県けんの久留くる米べい市しで3か所かしょ、福岡ふくおか市しで1か所かしょ、それぞれ被害ひがいが確認かくにんされています。

また、広川ひろがわ町まちでは断水だんすいの被害ひがいが確認かくにんされているほか、岡垣おかがき町まちでは土砂どしゃ災害さいがいによる被害ひがいが確認かくにんされているということです。

高齢こうれい者しゃ施設しせつでも現時点げんじてんで人的じんてきな被害ひがいは確認かくにんされていないということです。

これまでに土砂どしゃ災害さいがい13件けん 18河川かせんで氾濫はんらん発生はっせい国交こっこう省しょう

今月こんげつ9日にちからの九州きゅうしゅう地方ちほうを中心ちゅうしんとした記録きろく的てきな大雨おおあめで、国土こくど交通こうつう省しょうのまとめによりますと、住宅じゅうたくに土砂どしゃが流れ込ながれこむなど、これまでに全国ぜんこくで13件けんの土砂どしゃ災害さいがいが発生はっせいし、福岡ふくおか県けんや佐賀さが県けん、それに大分おおいた県けんなどの18の河川かせんで氾濫はんらんが発生はっせいしたということです。