猛暑もうしょで熱中ねっちゅう症しょうとコロナの患者かんじゃ増加ぞうか “対策たいさくの両立りょうりつを”

今週こんしゅうに入はいってからは、暑あつさで体調たいちょうを崩くずして病院びょういんに運はこばれる人ひとは1日にちあたり5人にん前後ぜんごとさらに増ふえていて、12日にちも屋外おくがいに長時間ちょうじかんいた男性だんせいが熱中ねっちゅう症しょうの症状しょうじょうを訴うったえ、意識いしきがはっきりしない状態じょうたいで病院びょういんに運はこばれていました。

病院びょういんの救急きゅうきゅう科かでは、熱中ねっちゅう症しょうの疑うたがいがある人ひとでも、体温たいおんが38度ど以上いじょうあるときは感染かんせんの可能かのう性せいがあるとして、医師いしや看護かんご師しは防護ぼうご服ふくを着きて検査けんさなどを行おこなっています。

病院びょういんでは、熱中ねっちゅう症しょうで重症じゅうしょう化かした場合ばあいなどに入院にゅういんできるベッド数すうを11日にちから増ふやして対応たいおうにあたっていますが、熱中ねっちゅう症しょうや新型しんがたコロナの患者かんじゃがさらに増ふえれば、受け入うけいれ態勢たいせいがひっ迫ひっぱくしかねないとしています。

測定そくてい器きは熱中ねっちゅう症しょうの危険きけん度どを5段階だんかいに分わけて表示ひょうじするもので、保育園ほいくえんでは一番いちばん上じょうの「原則げんそく中止ちゅうし」と2番目ばんめの「厳重げんじゅう警戒けいかい」だった場合ばあいには外そとで遊あそばせないことにしています。

測定そくてい器きを購入こうにゅうするまでは保育園ほいくえんが気温きおんなどを参考さんこうに外そとで遊あそばせるか決きめていましたが、より具体ぐたい的てきな指標しひょうをもとに判断はんだんできるようになったということです。

勝田かつた保育園ほいくえんの丸山まるやま純じゅん園長えんちょうは「熱中ねっちゅう症しょうは大人おとなの配慮はいりょで防ふせげるものだと思おもうので、しっかりと防ふせいで、子こどもを病気びょうきなく帰きすことを大切たいせつにしていきたい」と話はなしていました。

国際こくさい医療いりょう福祉ふくし大学だいがく成田なりた病院びょういんの志賀しが隆たかし 救急きゅうきゅう科か部長ぶちょうに聞ききました。

マスクの着用ちゃくようは個人こじんの判断はんだんに委ゆだねられていますが、特とくに暑あつい時期じきに運動うんどうをする時ときには忘わすれずに外はずすようにしてください。

通勤つうきんや通学つうがくなどの際さいも屋外おくがいであれば基本きほん的てきには着用ちゃくようの必要ひつようはないといいます。

そのうえで、基本きほん的てきな熱中ねっちゅう症しょう対策たいさくを心こころがけ、

▽気温きおんが35度ど以上いじょうの猛暑もうしょ日びや熱中ねっちゅう症しょう警戒けいかいアラートが出でているときは、できるだけ外出がいしゅつを控ひかえる

▽どうしても避さけられない屋外おくがいでの活動かつどうがあるときには、1時間じかんに1回かいなど定期ていき的てきに休憩きゅうけいすることも大事だいじだといいます。

このほか、

▽帽子ぼうしや日傘ひがさを利用りようしたり涼すずしい服ふくを着きたりすること

▽こまめに水分すいぶん補給ほきゅうするなどの対策たいさくも有効ゆうこうです。

▽できるだけ換気かんきの良よいところで

▽大声おおごえでの会話かいわは避さける

▽体調たいちょうが悪わるいときは参加さんかを自粛じしゅくするといったこれまでの基本きほん的てきな感染かんせん対策たいさくを守まもることが重要じゅうようです。

そのうえで、室内しつないであっても汗あせをかき、体からだに負担ふたんがかかることもあるため、

▽こまめに水分すいぶんや塩分えんぶんを補給ほきゅうすること

▽活動かつどうは自身じしんの体調たいちょうを判断はんだんしながら適度てきどな範囲はんいで行おこなうこと

▽室内しつないの温度おんどは28度ど以下いかが望のぞましいとされていることから、自宅じたくではエアコンはためらわずに使つかうことを心こころがけるようにしてください。

患者かんじゃを涼すずしい場所ばしょに移うつして、すぐに119番ばんをしてください。

熱中ねっちゅう症しょうの症状しょうじょうがひどくて、歩あるけなくなっている場合ばあいや、吐き気はきけなどで水分すいぶんがとれない場合ばあいは点滴てんてきが必要ひつようとなりますので、救急きゅうきゅう車しゃを呼よぶことを早はやめに検討けんとうしてください。