中国電力が
再稼働を
計画する
島根原子力発電所2
号機に
設置を
申請していたテロ
対策施設について、
原子力規制委員会は23
日、
基準に
適合しているとして
正式に
合格とすることを
決定しました。
原発の規制基準では、テロや航空機の衝突などに対応するため予備の制御室や冷却設備を備えた施設の設置が義務づけられていて、再稼働に必要な原発本体の工事計画の認可から5年以内に設置できない場合、原子力規制委員会が運転の停止を命じるとしています。
中国電力が設置を申請した島根原発2号機のテロ対策施設について、原子力規制委員会は先月、基準に適合しているとする審査結果の案を取りまとめ、事実上合格としていて、23日の会合では法律に基づいて意見を聴いた経済産業大臣と原子力委員会から異論がなかったことを踏まえ、正式に合格とすることを決定しました。
中国電力は今月28日に島根原発2号機の原子炉に核燃料を入れ始め、ことし12月上旬に原子炉を起動する方向で調整を進めていますが、2028年8月までにテロ対策施設を設置しなければ再稼働していても運転を止めなければならなくなります。
中国電力によりますと現在、準備工事などが進められていて期限までに完成する見通しだということです。