日本新聞: 「空飛ぶタクシー」実用化へ、米ＦＡＡが新規則発表

「空飛そらとぶタクシー」実用化じつようかへ、米べいＦＡＡが新規則発表しんきそくはっぴょう

Oct 24, 2024 10:10 1

Furigana

米連邦航空局べいれんぽうこうくうきょく（ＦＡＡ）は２２日にち、ヘリコプターと航空機こうくうきを組くみ合あわせた「空飛そらとぶタクシー」の認可にんかに向むけた新規則しんきそくを発表はっぴょうした。

８８０ページに及およぶ特別規則とくべつきそくには、空飛そらとぶタクシーの設計せっけいについてパイロットが学まなぶべきことなどの内容ないようが盛もり込こまれている。

ＦＡＡのマイク・ウィテカー長官ちょうかんは、ラスベガスで開ひらかれた全米ぜんべいビジネス航空協会こうくうきょうかいのコンベンションで新規則しんきそくを発表はっぴょう。「過去かこ８０年ねんは回転翼かいてんよくと固定翼こていよくの２種類しゅるいだった」「今いま、３種類目しゅるいめが登場とうじょうする」と宣言せんげんした。

空飛そらとぶタクシーに使つかわれる電動垂直離着陸機でんどうすいちょくりちゃくりくき（ｅＶＴＯＬ）は、ＦＡＡが新設しんせつしたパワードリフト機きに分類ぶんるいされる。航空機こうくうきのように飛行ひこうでき、ヘリコプターのように離着陸りちゃくりくできるのが特徴とくちょうで、空港くうこうだけでなく都会とかいのバーティポートからも運航うんこうできる。

「この規則きそくで運航環境うんこうかんきょうを創設そうせつする」とウィテカー長官ちょうかんは語かたった。

会場かいじょうには、米べいカリフォルニア州しゅうのジョビー・アビエーションが設計せっけいした５人乗にんのり・６ローター機きの実物大じつぶつだいモデルが展示てんじされていた。同社どうしゃによると、時速じそく２００マイル（約やく３２０キロ）で巡航じゅんこうでき、騒音そうおんは普通ふつうの会話かいわと同程度どうていど。同社どうしゃは２０２５年ねんまでの実用化じつようかを目指めざしているが、ＦＡＡはまだタクシーとしての営業えいぎょうは認可にんかしていない。