アメリカ大統領選挙まで2
週間を
切る中、アメリカ
メディアは、
トランプ前大統領がナチス・ドイツのヒトラーについて
肯定的な
発言をしていたとする
元高官の
証言について
報じました。ハリス
副大統領は
これを
非難する
一方、
トランプ氏は
報道を
否定し、
反発しています。
これは複数のアメリカメディアが22日、海兵隊出身でトランプ前政権において大統領首席補佐官などを歴任したジョン・ケリー氏の証言として報じたものです。
このうち、有力紙「ニューヨーク・タイムズ」は、トランプ氏が「ヒトラーはいいこともした」と述べるなど複数回にわたって肯定的な発言をしていたことをケリー氏が明らかにしたとしています。
また、アメリカの雑誌「アトランティック」は、ケリー氏の話をもとに、トランプ氏がヒトラーの政権を例に挙げて、軍の高官には自身に完全な忠誠を誓う人物が必要だという趣旨の発言をしていたと伝えました。
報道を受けてハリス氏は、23日、記者団に対し、「これらはすべてトランプ氏が本当はどのような人物であるかをアメリカ国民に示す証拠だ。彼は無制限の権力を求めている」と非難しました。
一方、トランプ氏はSNSへの投稿で「ケリー氏が憎悪から話をでっちあげた」と報道を否定し、反発しています。