イスラエル
軍がパレスチナのガザ
地区への
攻撃を
続ける中、イスラエル
政府は4
日にも
軍事作戦のさらなる
拡大を
承認する
見通しだと
伝えられ、
現地の
人道状況がいっそう
悪化し、
犠牲者も
増加することが
懸念されています。
イスラエル軍はガザ地区への攻撃を続けていて、地元の保健当局は3日、過去2日間で77人が死亡し、これまでの死者は5万2495人にのぼったと発表しました。
3日未明には南部ハンユニスでも攻撃があり、NHKが現地の病院で撮影した映像では攻撃でけがをした人が次々と運び込まれ、中には頭から出血した幼い女の子が病院で手当てを受ける様子もとらえられています。
病院関係者によりますと、この女の子はその後死亡が確認されたということです。
複数の地元メディアは、イスラエル政府がハマスへの圧力を強めるため、軍事作戦をさらに拡大する計画を4日にも開かれる閣議で承認する見通しだと伝えています。
イスラエル軍はことし3月から、ガザ地区への人道支援物資の搬入を停止しているほか、国連はイスラエル軍の退避通告によって住民が住むことができる場所は地区全体の3分の1にも満たないと指摘しています。
軍事作戦がさらに拡大されれば人道状況がいっそう悪化し、犠牲者も増加することが懸念されています。