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Word Details

処する

[しょする]
※一※(自動詞)
(1)状況に応じて行動する。 対処する。
「危機に~・する」「世に~・する道」
(2)落ち着いてある場所にいる。
「本地滑涼の月は安養界に~・すと雖(イエド)も/太平記 18」
※二※(他動詞)
(1)適切に処理する。
「事を~・する」
(2)刑罰を定める。 また, 執行する。
「死刑に~・する」
(3)(「身を処する」の形で)状況に応じた行動をする。
「教師としていかに身を~・するべきか」

Related Words

するする

(副) (1)なめらかに滑るさま。 滑るように動くさま。 「幕が~(と)上がる」「~(と)近寄って来た」 (2)事が支障なく行われるさま。 順調に進むさま。 「糸を引くと~(と)ほどける」「~(と)擦り抜ける」

するする

〔女房詞〕 するめ。 [大上臈御名之事]

処処

ところどころ。 あちこち。 「~の寺社をめぐる」「~方々」「~に農家が点在する」

処

※一※空間的な位置・場所。 (1)ある地点。 また, そのあたり。 「遠い~から来た」「町を出た~に橋がある」「時と~を考える」「窓の~に立つ」 (2)ある地域。 地方。 「~変われば品変わる」 (3)住んでいる場所。 住所。 居所。 「~番地」「書類に~と名前を書き込む」「~払い」 (4)家庭・会社・地域など, 所属している社会。 「兄の~は五人家族だ」「あなたの~では何人社員がいますか」「私の~ではまだそんな風習が残っている」 (5)ある箇所。 部分。 「口の上の~に吹き出物ができる」 (6)その者が所有している領地。 「~には地頭強して, 領家は弱く/太平記 1」 (7)都から離れたいなか。 在所。 「かの人々を待ちて~の名所をも尋ねばや/謡曲・求塚」 (8)「蔵人(クロウド)所」「武者所」の略。 ※二※抽象的な事柄についての位置や場面など。 (1)ふさわしい部署・地位。 「~を得た人事配置」 (2)時間の流れの中のある部分を漠然とさす。 場面。 段階。 「今の~は心配がない」「今日の~はこの程度にしておきます」「すんでの~で助かる」 (3)連体修飾語を受けて用いる。 (ア)ちょうど何かをしようとする, あるいは, 何かをしたばかりの場面・状況であることを表す。 ちょうどその時。 ほかならぬその時点。 「出かけようとする~に来客があった」「もうすぐ式が始まる~だ」「今し方外出した~だ」(イ)特定の状況における事態を表す。 場合。 「彼女が一人で歩いている~を見たことがある」「普通の人間なら当然おこり出す~だ」(ウ)抽象的な箇所を表す。 点。 部分。 「彼には人をひきつける~がある」「小説のおもしろい~だけ話す」(エ)そこに示されている内容のことであることを表す。 …すること。 …であること。 「自分の信ずる~を述べる」「聞く~によると」 (4)数量を表す語に「が」を介して付いて, そのぐらいの程度であることを表す。 くらい。 「千円が~損をした」 ※三※(形式名詞) (1)〔漢文の「為 A 所 B 」を「 A の B するところとなる」と訓読したことから〕 状態。 成り行き。 「人の知る~となった」 (2)〔漢文訓読で連体修飾の「所」を直訳したことから生じた用法。 近代では西洋語の関係代名詞の翻訳にも用いられるようになった〕 用言に付き, 「…ところの」の形で, 連体修飾語をつくる。 「彼のめざす~の理想」「私が愛する~の家族」 ※四※(「どころ」の形で) (1)動詞の連用形の下に付いて, それをするのにふさわしい部分・場所を表す。 「見~」「つかみ~がない」 (2)名詞の下に付いて, それがたくさんとれるところを表す。 「米~」「茶~」 (3)名詞・形容動詞の語幹の下に付いて, それに該当する人たちの意を表す。 「きれい~」「社の幹部~が集まった」 (4)名詞の下に付いて, それを扱う場所・役所を表す。 「台盤~」「御息(ミヤスン)~」「大歌~」「蔵人(クロウド)~」 → ところが → ところで → ところに → ところへ → ところを <i>~構わず</i> どんな場所でも構うことなく。 気にすることなくどこでも。 <i>~変われば品(シナ)変わる</i> 土地が違えば, 風俗・習慣もそれぞれ異なる。 <i>~嫌(キラ)わず</i> 場所にかまわず。 どこでもかまわず。 「出物腫れ物~」 <i>~に付・く</i> ※一※〔「付く」は下二段〕 その場にふさわしい。 「~・けて我はと思ひたる女房の, のぞきけしきばみ/枕草子 3」 ※二※〔「付く」は四段〕 その場所に生活の根を張る。 「~・きて年ごろに成て免されたる者は/今昔26」 <i>~により</i> 特定の場所を示さない言い方。 所によって。 「関東地方は夜, ~小雨が降るでしょう」 <i>~へ持ってきて</i> (前の文をうけて)それに加えて。 それだけでなく。 「雨が激しくなった~, 風も強く吹いてきた」 <i>~を得(エ)る</i> (1)その人にふさわしい仕事や地位につく。 (2)よい時勢にあって, 勢いが盛んである。 「馴れたるさまに上手めき, 所得たるけしきして/徒然233」

処

ところ。 「隈所(クマト)」など複合した形でみられる。 「ふしど(臥所)」「ねど(寝所)」のように「ど」ともなる。

処

名詞・代名詞に付いて, その場所を表す。 「こ~」「そ~」「あそ~」

処

名詞または動詞の連用形の下に付いて, 場所の意を表す。 ところ。 「あり~」「住み~」「奥~」「山~(ヤマガ)」

印する

※一※(他動詞) (1)印を押す。 印刷する。 「此書は~・するに四号活字を以てせり/即興詩人(鴎外)」 (2)跡を残す。 しるす。 「全国各地に足跡を~・する」 (3)光・影などを物の上になげかける。 また心にある印象を与える。 「人の鬼怪を信ずるや幼より其心に~・す/明六雑誌25」 ※二※(自動詞) (1)しるしが残る。 跡がつく。 「馬車の轍(ワダチ)の跡は深く軟かい路に~・して/春潮(花袋)」 (2)光や影が物の上にあらわれる。 「二人の影が明白(ハツキリ)と地上に~・する/忘れえぬ人々(独歩)」

領する

〔「りょうずる」とも〕 (1)自分のものとする。 自分の領地として所有する。 「膨大な山林を~・する地主」 (2)承知する。 「看護婦は医学士の旨(ムネ)を~・して後/外科室(鏡花)」 (3)化け物などがとりつく。 魅する。 「遂にその毒蛇のために~・ぜられて/今昔 14」 (4)宰領する。 とりしまる。 「洲の司, 智感に囚を~・せしめて京に送る/今昔 9」

刻する

(1)石・木などにほりつける。 きざむ。 「石上に弥陀三尊来迎の像を~・す/日本風景論(重昂)」 (2)〔版木をほる意から〕 本を出版する。 「僕曾て書を~・せり/花柳春話(純一郎)」

反する

(1)反対になる。 違ったものになる。 「大方の予想に~・する」「予期に~・して」「利害が相~・する」 (2)違反する。 「協定に~・する行為」 (3)(「叛する」とも書く)そむく。 従わない。 「忠告に~・する」「国王に~・して戦いを起こす」

即する

離れないで, ぴったりとつく。 ぴったりとあてはまる。 「事実に~・して考える」

聾する

耳が聞こえなくなる。 耳を聞こえなくさせる。 「耳を~・する爆音」

註する

(1)本文の語句に意味・典拠などの説明を加える。 注釈を加える。 「難語を~・する」 (2)書き記す。 「下に仕立物師と~・したり/舞姫(鴎外)」

復する

(1)もとの状態に戻る。 かえる。 「旧に~・する」「健康が~・したのを幸ひに/彷徨(潤一郎)」「帝位に~・するを得たり/花柳春話(純一郎)」 (2)もとの状態に戻す。 「気を~・してまた何事かを申せしかを/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」 (3)復命する。 (4)繰り返す。 反復する。 「夜は夜もすがらこれを~・し給ひ/義経記 2」

諒する

事情をくんで納得する。 諒とする。 「看客(カンカク)此意を~・し/塩原多助一代記(円朝)」

了する

(1)おわる。 また, おえる。 「冉々(ゼンゼン)たる如き心持ちで一局を~・してこそ/吾輩は猫である(漱石)」 (2)さとる。 了解する。 「三四郎は翻訳の意味を~・した/三四郎(漱石)」

刑する

刑罰を加える。 刑に処する。 特に, 死刑にする。

擁する

(1)だきかかえる。 いだく。 「相(アイ)~・して泣く」「僕は里子を~・して泣きました/運命論者(独歩)」 (2)財産や地位を持つ。 「巨富を~・する」 (3)自分の勢力下に従える。 「社員一万人を~・する大会社」「大軍を~・して攻める」 (4)主人としてたてる。 「頼朝の寡婦即ち四世将軍を~・し/日本開化小史(卯吉)」 (5)まわりをとり囲む。 「一本の太い鉄柱を~・して数人の人が立て居て/非凡なる凡人(独歩)」