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愚管抄

『愚管抄』(ぐかんしょう)は、鎌倉時代初期の史論書。作者は天台宗僧侶の慈円。全7巻。承久の乱の直前、朝廷と幕府の緊張が高まった時期の承久2年(1220年)頃成立したが、乱後に修訂が加えられている。北畠親房の『神皇正統記』と双璧を為す、中世日本で最も重要な歴史書と評される。愚管とは私見の謙譲語。

Related Words

続史愚抄

大臣の人事や社寺・災害など公家社会を中心として幅広い分野に関して記されている。記載内容は簡潔であるが、依拠史料を注記しており、必要に応じて按文とその考拠を明らかにするなど、その史料としての評価は高い。また、南北朝時代については、柳原家が仕えていた北朝正統論に基づいて記されている。

愚管記

『愚管記』(ぐかんき)は、南北朝時代の公卿・近衛道嗣の日記。『道嗣公記』(みちつぐこうき)・『後深心院関白記』(ごしんしんいんかんぱくき)とも称する。 『愚管記』の名は記主の道嗣自身が付けた謙称である。記録期間は、右大臣在職中の文和元年(1352年)から薨去4年前の永徳3年(1383年)までの約32

愚

※一※ (名・形動) おろかなこと。 くだらないこと。 また, そのさま。 「己の~を恥じる」「~なること殆んど児戯に似たれど/三日月(浪六)」 ※二※ (代) 一人称。 自分を謙遜していう語。 「東武にひろめて~の手柄にしたく候/芭蕉書簡」 <i>~に返・る</i> 年をとっておろかになる。 「分別過れば~・る/浄瑠璃・日本振袖始」 <i>~にも付かぬ</i> 全くばかげている。 「~ぬ話」 <i>~の骨頂(コツチヨウ)</i> この上なくばかげていること。

抄

(1)書物などの一部分を抜き出して書くこと。 抜き書き。 (2)難しい語句などを抜き出して注釈をつけること, またその書。 「史記の~」 (3)尺貫法で, 容積の単位。 勺(シヤク)の一〇分の一。 《抄》

愚図愚図

〔「愚図愚図」は当て字〕 ※一※ (副) (1)てきぱき行動せず, のろのろしているさま。 「~していて時間に遅れる」 (2)ぶつぶつ不平を言うさま。 「~言うな」 (3)はっきりと定まらないさま。 「~した天気」 ※二※ (形動) 物のしまりのないさま。 また, しまりなく崩れるさま。 「着物が~になる」「豆腐が~になる」

庸愚

平凡でおろかな・こと(さま)。 「其君主は~なれば/日本開化小史(卯吉)」

愚僧

※一※ (名) おろかな僧。 ※二※ (代) 一人称。 僧侶が自分をへりくだっていう語。

愚考

自分の考えをへりくだっていう語。 愚見。 「以上のように~する次第であります」

愚兄

(1)愚かな兄。 「~賢弟」 (2)自分の兄をへりくだっていう語。

愚迷

愚かで迷いの多い・こと(さま)。

愚作

(1)つまらない作品。 (2)自分の作品をへりくだっていう語。

愚行

おろかなおこない。 「~を重ねる」

愚案

(1)くだらない考え。 愚考。 (2)自分の考えを謙遜していう語。 愚見。 「手近いところで~いたしますれば/安愚楽鍋(魯文)」 <i>~に落・つ</i> 納得する。 ふにおちる。 「何とも~・ち申さず/浄瑠璃・吉野忠信」

愚説

(1)ばかげた意見。 ばからしい考え。 (2)自分の意見をへりくだっていう語。

愚人

おろかな人。 愚者。 ぐにん。

愚策

(1)おろかな方策。 (2)自分の方策をへりくだっていう語。

愚夫

(1)愚かな男。 (2)自分の夫をへりくだっていう語。

愚図

〔「愚図」は当て字〕 はきはきせず, 動作・決断を素早くしないこと。 また, その人やそのさま。 「~な奴」

愚拙

※一※ (名) おろかでつたないこと。 ※二※ (代) 一人称。 男性が自分をへりくだっていう語。 愚生。