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JLPT N2 – Reading Exercise 31
美術館びじゅつかんに皆みな展示てんじしてあるものに正解せいかいは一つもない。その作品さくひんをどう観みるかはまったくの自由じゆうだ。もちろん、その作品さくひんを制作せいさくしたアーティストの意図いとは存在そんざいする。しかし、それは決けっしてただ一つの正解せいかいではない。作者さくしゃも考かんがえていなかったような見方みかたや、読よみ方かたができることが芸術作品げいじゅつさくひんの魅力みりょくなのだ。優すぐれた作品さくひんは作者さくしゃの意図いとを軽々かるがると超こえて、観客かんきゃくの心こころのなかで多様たような気きづきを生うみ出だしていく。多様たような解釈かいしゃくができることは、優すぐれた美術作品びじゅつさくひんの条件じょうけんだと言いってもいい。しかし、日本人にほんじんは、この「答こたえがない」ことが苦手にがてなのだ。「美術びじゅつは難むずかしい」「絵えはわからない」という声こえをよく聞きくのは、多くの日本人にほんじんが美術びじゅつや絵えの見方みかたに「正解せいかい」があると表おもているからである。欧米おうべいではこうした声こえは聞きかれない。「美術びじゅつは好すきじゃない」「絵えには興味きょうみがない」という人ひとはいる。しかし、「わからない」ものだと思おもっている人ひとはあまりいないのではないかと思おもう。ただし、「絵えが変かわらない」と当惑とうわく気味ぎみにつぶやくのは大人おとなたちだけだ。子供こどもはそんなことは言いわない。美術館びじゅつかんで子供こどもたちは、それぞれのやり方かたで作品さくひんを受うけ止とめる。(中略ちゅうりゃく)面白おもしろいと思おもえばハマる。思おもわなければ忘わすれてしまう。子供こどもたちと美術びじゅつの最初さいしょの出会であいはそれでいいのだと思おもう。