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鬱鬱

(1)心がふさいで晴れ晴れしないさま。 「~として楽しまない」 (2)草木の生い茂るさま。 「~と繁茂する桑畑の中の街道を/飇風(潤一郎)」

うつうつ

(副) ごく浅い眠りにあるさま。 うとうと。 「国野の肱を枕にして~睡るを見て/雪中梅(鉄腸)」

打棄つ

〔「打ち棄(ウ)つ」の転〕 うちすてる。 「騒く児どもを~・てては死には知らず/万葉 897」

現

(1)(夢に対して)目がさめている状態。 現実。 「夢か~か幻か」 (2)正常な心の状態。 正気。 本心。 「~にかえる」 (3)(「夢うつつ」の形で使われることから誤って)夢見心地。 半覚醒。 「『…, お吸物が冷めます。 』と言ふのを~に聞きながら/多情多恨(紅葉)」 (4)(死に対して)生きている状態。 「~にありしやうにてありと見て/更級」 <i>~を抜か・す</i> ある物事に過度に熱中する。 ある事に心を奪われる。 「芝居見物に~・す」

鬱

※一※ (名) 心にわだかまりがあって, 気持ちの晴れ晴れしないこと。 ゆううつ。 「~を散じる」 ※二※ (ト|タル) 草木の茂っているさま。 「数百年斧を入れたことのない~たる深林/春の鳥(独歩)」

討つ

〔「打つ」と同源〕 (1)(「伐つ」とも書く)相手を攻め滅ぼす。 「敵を~・つ」「賊を~・つ」 (2)斬(キ)り殺す。 「首を~・つ」 ‖可能‖ うてる

棄つ

捨てる。 「ぬばたまの黒きみけしを…辺つ波そに脱き~・て/古事記(上)」 〔他の動詞の下に付いた複合動詞としての例のみがみられる〕

撃つ

〔「打つ」と同源〕 (「射つ」とも書く)矢や弾を発射する。 また, 矢や弾で相手や獲物を殺傷する。 「鉄砲を~・つ」「鳥を~・つ」 ‖可能‖ うてる

通

※一※ (名・形動) (1)ある事柄に精通している・こと(さま)。 また, そのような人。 他の語の下に付いて用いられることも多い。 「歌舞伎の~だ」「消息~」「事情~」 (2)人情の機微に通じていること。 さばけて思いやりがあること。 特に遊里などの事情に詳しいこと。 また, そのさま。 ⇔ 野暮 「~なはからい」 (3)神通力。 「久米の仙人の物あらふ女の脛の白きを見て, ~を失ひけんは/徒然 8」 ※二※ (接尾) 助数詞。 手紙・書類などを数えるのに用いる。 「戸籍抄本二~」「年賀状百~」

空

名詞の上に付いて, 複合語をつくり, 空虚なこと, からっぽである意を表す。 「~木」「~蝉」

虚

名詞の上に付いて, 複合語をつくり, 空虚なこと, からっぽである意を表す。 「~木」「~蝉」

全

名詞の上に付いて, 複合語をつくり, 全部, すっかりの意を表す。 「~はぎ」

痛切

ある思いや感情を身にしみて強く感ずるさま。 「力不足を~に実感する」「かれは~に孤独を感じた/田舎教師(花袋)」 ﹛派生﹜~さ(名)

通説

(1)世間に広く通用している説。 「~をくつがえす新発見」 (2)全般にわたって解説すること。 また, その解説。 「日本文学史~」 (3)通達した説。

うつらうつら

(副) (1)眠気や発熱などのため, 意識がはっきりしないさま。 うとうと。 「~しているうちに朝になった」「ちょっとの間~とする」 (2)ぼんやりしているさま。 茫然(ボウゼン)。 「病衰(ヤミホホ)けた顔をして~としてゐる/多情多恨(紅葉)」 (3)まのあたり。 まざまざ。 「~見まくの欲しき君にもあるかも/万葉 4449」 〔(1)(2)の「うつら」は「空(ウツ)」に, (3)は「現(ウツ)」にそれぞれ接尾語「ら」の付いたものという〕

憂鬱質

〔心〕 ヒポクラテス以来の四気質の類型の一。 わずかなことでも誇大に考えて取り越し苦労をし, いつもくよくよして心が晴れない性質。 黒胆汁質(コクタンジユウシツ)。

筒

(1)丸く細長く中がからになっているもの。 くだ。 管。 (2)銃身。 砲身。 「~先」 (3)小銃。 大砲。 「大~」「捧げ~」 (4)井戸がわ。 井筒(イヅツ)。 (5)轂(コシキ)の異名。 (6)俵にさしこんで米や麦を出すために用いる, 先をとがらせた竹。 米さし。 (7)酒などを入れる竹筒。 ささえ。 (8)和船で, 帆柱の受け材。 → 帆筒

鶺鴒

セキレイの古名。 「あめ, ~, 千鳥/古事記(中)」

つつ

(接助) 〔完了の助動詞「つ」を重ねたものからといわれる。 反復・継続を表すのが原義〕 動詞および動詞型活用の助動詞の連用形に接続する。 (1)動作・作用が継続して行われることを表す。 現代語では「つつある」の形をとることが多い。 「目下調査し~あるいくつかの事件」「あらたまの年の緒長く住まひ~いまししものを/万葉 460」 (2)同時に行われる二つの動作を結びつける。 (ア)一方の動作と同時に他の動作も行われることを表す。 …ながら。 「富士を左に見~, 東京に向かう」「国民の意向も反映させ~, 政治を行うべきだ」「かくあるを見~, こぎゆくまにまに/土左」(イ)互いに無関係な, また相反する二つの動作・作用を結びつける。 「にもかかわらず」の意。 現代語では「つつも」の形をとることが多い。 …ながらも。 「無駄と知り~, 神仏に頼る」「高めの球はあぶないと注意し~も, つい投げてしまった」「君が聞き~告げなくも憂し/万葉 4207」 (3)動作・作用が繰り返し行われることを表す。 「等身に薬師仏をつくりて, 手あらひなどして, 人まにみそかに入り~, …身をすてて額(ヌカ)をつき祈り申すほどに/更級」 (4)(和歌において, 「つつ」止めの形で)詠嘆の意をこめて表す。 「山里は秋こそことにわびしけれ鹿の鳴く音(ネ)に目をさまし~/古今(秋上)」 (5)単純な接続を表す。 「て」とほとんど同義。 「庭の千種(チクサ)露おもく, 籬(マガキ)にたふれかかり~, 外面(ソトモ)の小田も水こえて/平家(灌頂)」

伝つ

伝える。 「神代より言ひ~・て来らく/万葉 894」