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ので

(接助) 〔準体助詞「の」に格助詞「で」が付いてできたもの。 一説に, 「で」は断定の助動詞「だ」の連用形の「で」からとも。 近世末期以降の語。 話し言葉でのくだけた言い方では「んで」の形でも用いられる〕 活用語の連体形に接続して, 既定の順接条件を表す。 すなわち, 因果関係で結ばれる二つの事柄が, 一般的に言って明らかな事実であるような場合に, その原因・理由・根拠などを表すのに用いる。 「家族が多い~, 出費もたいへんだ」「遅くなりました~, 失礼いたします」。 また, 「…というので」「あまり…ので」の形で慣用的に用いられることもあり(「君が来いという~, ついて来たのだ」「あまりおかしい~, 笑ってしまった」), 倒置して「ので」で文を結ぶこともある(「まいったな。 どうしてもと言いはる~」)。 〔理由・原因を表す接続助詞「から」との相違について。 「ので」は因果関係が客観的事実に基づいているような場合に用いられるのに対し, 「から」は, 推量・禁止・命令・質問など, 話し手の主観に基づくような場合に用いられる。 一般に, 「ので」は, 「から」に比べて, 条件としての独立性が弱い場合に用いられる〕

ので

(連語) ※一※〔準体助詞「の」に断定の助動詞「だ」の連用形「で」の付いたもの〕 …のものであって。 …ことであって。 「これは僕~, 君のはそっちのほうだ」「僕がしかられた~, 君には関係のない事だ」 ※二※〔準体助詞「の」に格助詞「で」が付いたもの〕 …ことによって。 「彼が偏屈なことは, 親しい友達の少ない~わかる」

火野

姓氏の一。

引(き)出物

〔古く, 馬を庭に引き出して贈ったことから〕 宴会などで, 膳部に添えて客に贈る土産物。 また, 広く招待客に贈る品物をいう。 引き物。

出者

(1)厚かましい人。 でしゃばり者。 [日葡] (2)のけ者にされる人。 特に, 遊里で冷遇される客。 「此の六蔵はおちやつぴい, ~に成つて今は此のざま/浄瑠璃・神霊矢口渡」 (3)能で, 役柄のこと。 「~の品々によりて/能作書」

出物

(1)できもの。 おでき。 また, 屁(ヘ)。 (2)売りに出された物。 特に, 古道具・骨董や格安の品にいう。 (3)芝居などの演目。 出し物。 「こよひの~なる楽劇の本読といふ曲は/即興詩人(鴎外)」 (4)客に出す料理。 特に, 芝居茶屋が観客席に出す料理や茶菓。 「奥より巴屋新八~を持て出て来り/歌舞伎・お染久松色読販」 <i>~腫(ハ)れ物所(トコロ)嫌(キラ)わず</i> 屁(ヘ)やできものは時や場所にかかわりなく勝手に出るということ。 また, 大小便・出産の意で用いられることもある。 出物腫れ物時知らず。

もので

(連語) 〔形式名詞「もの」に断定の助動詞「だ」の連用形「で」の付いたもの。 近世語〕 文末にあって, 活用語の連体形に付き, 反語の意を表す。 「今の敵がそんな事いふて, 誰が相手になる~/浮世草子・化物気質」

もので

(接助) 〔形式名詞「もの」に断定の助動詞「だ」の連用形「で」の付いたものから。 一説に「で」は格助詞とも。 話し言葉でのくだけた言い方では「もんで」ともなる〕 活用語の連体形に接続する。 原因・理由を表す。 …ので。 「あんまりはりきった~, ついしくじりました」「走ってきた~, 息がきれる」

のです

(連語) 〔準体助詞「の」に丁寧の助動詞「です」の付いたもの。 話し言葉では「んです」となることも多い〕 「のだ(連語)」の丁寧な言い方。 (1)原因・理由・根拠などの説明を強く述べる。 「雪が降っているせいか, いつもより参会者は少ない~です」「会の運営がうまくいかないのは会員全体の責任な~です」 (2)(「のですか」の形で)詰問的に強い質問を言い表す。 「この責任はどのようにとってくれる~ですか」「前から頼んでおいてあるのに, いつ直しに来てくれるんですか」 (3)(「のでした」の形で)事態の説明をやや詠嘆的に言い表す。 「度重なる不幸にもめげず, あの人は着々と仕事を進めている~でした」

海苔

(1)紅藻類・藍藻類の海草で, 食用とするものの総称。 (2)アマノリ(特にアサクサノリ)を紙のように漉(ス)いて干した食品。 ﹝季﹞春。 <i>~干(ホ)す</i> 海苔簀(ノリス)に薄く漉(ス)いた海苔を天日で乾かす。 ﹝季﹞春。

糊

(1)米・麦などのデンプン質を煮て作る粘りけのあるもの。 布の形を整えて固めたり, 物を貼りつけたりするのに用いる。 (2)広く, 接着剤の意で用いる。 <i>~と鋏(ハサミ)</i> 先人の説や成果をつなぎ合わせて安直にこしらえることのたとえ。 「~の作品」

反り

〔動詞「伸(ノ)る」の連用形から〕 刀の反り。

伸り

〔動詞「伸(ノ)る」の連用形から〕 刀の反り。

矩

〔動詞「のる(宣・告)」の連用形から。 上位の者が下位の者に与えた宣告の意が原義〕 ❶のっとるべき事柄。 (1)法律。 法令。 「商返(アキカエ)しをすとの御~あらばこそ/万葉 3809」 (2)道理。 道徳。 「諍ひ諫めて節に死するは是れ臣下の~なり/太平記 4」 (3)方式。 やり方。 「ことばに定まれる~なし。 只心を得て思ひを述べば, 必ず感応あるべし/沙石 5」 (4)〔仏〕 〔「法」の訓読みから〕 仏法。 仏教。 仏典。 《法》「色にのみそめし心のくやしきを空しと説ける~ぞうれしき/新古今(釈教)」 ❷基準とする長さ。 《法》 (1)距離。 みちのり。 「道ノ~五里ナリ/日葡」 (2)寸法。 さしわたし。 「内~」 (3)建築・土木で, 垂直を基準にした傾斜の度合。 また, その傾斜した面。

法

〔動詞「のる(宣・告)」の連用形から。 上位の者が下位の者に与えた宣告の意が原義〕 ❶のっとるべき事柄。 (1)法律。 法令。 「商返(アキカエ)しをすとの御~あらばこそ/万葉 3809」 (2)道理。 道徳。 「諍ひ諫めて節に死するは是れ臣下の~なり/太平記 4」 (3)方式。 やり方。 「ことばに定まれる~なし。 只心を得て思ひを述べば, 必ず感応あるべし/沙石 5」 (4)〔仏〕 〔「法」の訓読みから〕 仏法。 仏教。 仏典。 《法》「色にのみそめし心のくやしきを空しと説ける~ぞうれしき/新古今(釈教)」 ❷基準とする長さ。 《法》 (1)距離。 みちのり。 「道ノ~五里ナリ/日葡」 (2)寸法。 さしわたし。 「内~」 (3)建築・土木で, 垂直を基準にした傾斜の度合。 また, その傾斜した面。

則

〔動詞「のる(宣・告)」の連用形から。 上位の者が下位の者に与えた宣告の意が原義〕 ❶のっとるべき事柄。 (1)法律。 法令。 「商返(アキカエ)しをすとの御~あらばこそ/万葉 3809」 (2)道理。 道徳。 「諍ひ諫めて節に死するは是れ臣下の~なり/太平記 4」 (3)方式。 やり方。 「ことばに定まれる~なし。 只心を得て思ひを述べば, 必ず感応あるべし/沙石 5」 (4)〔仏〕 〔「法」の訓読みから〕 仏法。 仏教。 仏典。 《法》「色にのみそめし心のくやしきを空しと説ける~ぞうれしき/新古今(釈教)」 ❷基準とする長さ。 《法》 (1)距離。 みちのり。 「道ノ~五里ナリ/日葡」 (2)寸法。 さしわたし。 「内~」 (3)建築・土木で, 垂直を基準にした傾斜の度合。 また, その傾斜した面。

血

まだ乾かず, ねばりけのある血。 ちのり。 「目のさやはづす刀の~/浄瑠璃・平家女護島」

生血

まだ乾かず, ねばりけのある血。 ちのり。 「目のさやはづす刀の~/浄瑠璃・平家女護島」

乗り

※一※ (名) (1)乗ること。 「玉~」 (2)気が乗ること。 調子づくこと。 「今日はいい~だ」「悪~」 (3)絵の具・染料・ペンキ・白粉(オシロイ)などのなじみ具合。 「化粧の~がよい」 (4)(普通「ノリ」と書く)能楽で, 謡のリズムのとり方。 大乗り・中乗り・平(ヒラ)乗りの三種がある。 (5)歌舞伎・浄瑠璃で, 台詞(セリフ)の言い方の一。 三味線のリズムにあわせて言うもの。 (6)金を出しあって一つの物事を行うこと。 「お前と~で, 札を一枚買はうぢやねえか/歌舞伎・天衣紛」 ※二※ (接尾) 人数を表す語に付いて, 乗り物がその人数だけ乗れることを表す。 「六〇人~のバス」 <i>~が来る</i> 興味がわいてくる。 気分が乗ってくる。 乗り気になる。 調子に乗る。 「艶二郎いよ~きて, かれこれとするうち/黄表紙・艶気樺焼」

賭物

弓馬・双六(スゴロク)・連歌などの勝負事に賭(カ)ける品物。 かけもの。 「よき~はありぬべけれど, かるがるしくはえ渡すまじきを/源氏(宿木)」