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納める

〔「治める」と同源〕 (1)しかるべき所にしまう。 また, しまって表に出さない。 「金庫に~・める」「胸一つに~・める」 (2)一定の枠に入れる。 「空いた所に書棚を~・める」「食費を千円以内に~・める」 (3)結果として手に入れる。 《収》「成果を~・める」「権力を手中に~・める」 (4)贈り物などを自分の側に受け入れる。 「少々ですがお~・め下さい」 (5)受け取り手に渡す。 《納》「月末に~・める商品」「会費を~・める」「年貢を~・める」 (6)中に取り入れる。 《収》「目録に~・める」「代表作を選集に~・める」 (7)勢いを静める。 《収》「怒りを~・める」 (8)終わりにする。 他の動詞に付けても用いる。 《納》「歌い~・める」 (9)死者を埋葬する。 「みまかりにける時に深草の山に~・めて/古今(哀傷詞)」 ︱慣用︱ 腹に~・鉾(ホコ)を~・胸に~

納まる

〔「治まる」と同源〕 (1)入れ物や一定の枠の中にきちんと入る。 「本棚になんとか~・った」「予算の枠内に~・る」 (2)ふさわしい所に落ち着く。 また, もとの所や状態に戻る。 「美術館に~・る」「元の鞘(サヤ)に~・る」 (3)人が, ふさわしい地位・立場につく。 また, 満足して, その立場にいる。 《納》「社長に~・る」 (4)金品や税が, 確実に受け取り手に渡される。 《納》「国庫に~・る」 (5)(「治まる」とも書く)解決がつく。 片づく。 《収》「紛争が~・る」 (6)納得する。 《収》「それでは相手が~・るまい」 (7)受け入れられて落ち着く。 《納》「注文の品がようやく~・る」 (8)事が終わる。 落着する。 「三度奏して後こそ~・りにけれ/増鏡(おどろの下)」 (9)勢いが弱くなる。 消える。 「月は有明にて, 光~・れるものから/源氏(帚木)」

治める

〔「長(オサ)」の動詞化〕 (1)一定の地域を, 長として支配し, 安定させる。 統治する。 また, 平定する。 「国を~・める」 (2)(「収める」とも書く)整えて, あるべき状態・もとの状態にする。 混乱を静める。 「騒ぎを~・める」「丸く~・める」 (3)管理する。 「家を~・める」「黄河を~・める」 (4)心を落ち着かせる。 「心~・めむ方なく, おぼほれゐたり/源氏(早蕨)」 (5)病気をなおす。 「その病ひを~・むる方を定む/日本書紀(神代上訓)」 〔「おさまる」に対する他動詞〕

治まる

(1)(「収まる」とも書く)乱れた状態が安定した状態に戻る。 「騒ぎが~・る」「風が~・る」 (2)政治が行き届いて平和である。 「国内が~・る」 (3)気持ちが落ち着く。 心が静まる。 「怒りが~・る」「ある限り心~・らぬ程なれば/源氏(賢木)」 (4)苦痛などが去る。 「痛みが~・る」 〔「おさめる」に対する自動詞〕

収まる

〔「治まる」と同源〕 (1)入れ物や一定の枠の中にきちんと入る。 「本棚になんとか~・った」「予算の枠内に~・る」 (2)ふさわしい所に落ち着く。 また, もとの所や状態に戻る。 「美術館に~・る」「元の鞘(サヤ)に~・る」 (3)人が, ふさわしい地位・立場につく。 また, 満足して, その立場にいる。 《納》「社長に~・る」 (4)金品や税が, 確実に受け取り手に渡される。 《納》「国庫に~・る」 (5)(「治まる」とも書く)解決がつく。 片づく。 《収》「紛争が~・る」 (6)納得する。 《収》「それでは相手が~・るまい」 (7)受け入れられて落ち着く。 《納》「注文の品がようやく~・る」 (8)事が終わる。 落着する。 「三度奏して後こそ~・りにけれ/増鏡(おどろの下)」 (9)勢いが弱くなる。 消える。 「月は有明にて, 光~・れるものから/源氏(帚木)」

猿頬

(1)猿が食べ物を入れておくための, 口の中の両側にある袋状の部分。 ほおぶくろ。 (2)武具の名。 ほおとあごをおおう鉄の面。 (3)海産の二枚貝。 殻長5センチメートル内外。 赤貝に似ている。 東京湾以南の浅海の砂泥地にすむ。 食用。 (4)片手桶(カタテオケ)の江戸での呼称。 「そのくせ夏は~をつけて, 随意(キママ)に汲ませる/滑稽本・浮世風呂 4」

収める

〔「治める」と同源〕 (1)しかるべき所にしまう。 また, しまって表に出さない。 「金庫に~・める」「胸一つに~・める」 (2)一定の枠に入れる。 「空いた所に書棚を~・める」「食費を千円以内に~・める」 (3)結果として手に入れる。 《収》「成果を~・める」「権力を手中に~・める」 (4)贈り物などを自分の側に受け入れる。 「少々ですがお~・め下さい」 (5)受け取り手に渡す。 《納》「月末に~・める商品」「会費を~・める」「年貢を~・める」 (6)中に取り入れる。 《収》「目録に~・める」「代表作を選集に~・める」 (7)勢いを静める。 《収》「怒りを~・める」 (8)終わりにする。 他の動詞に付けても用いる。 《納》「歌い~・める」 (9)死者を埋葬する。 「みまかりにける時に深草の山に~・めて/古今(哀傷詞)」 ︱慣用︱ 腹に~・鉾(ホコ)を~・胸に~

撓る

花や葉などの重みで枝がたわむ。 「春へには花咲き~・り/万葉 923」

折る

(1)紙・布など平面状・線状のものを鋭く曲げる。 また, 曲げて重ねる。 「端を直角に~・る」「千代紙で鶴を~・る」 (2)固い, 線状・棒状のものを曲げて切り離す。 「木の枝を~・る」「足の骨を~・る」 (3)(自分の体を)深く曲げる。 「膝(ヒザ)を~・る」「腰を~・る」 (4)それまでの強い気持ちや態度をかえる。 「我(ガ)を~・る」「節(セツ)を~・る」 (5)(波などが)幾重にも重なる。 自動詞的に用いる。 「白波の八重~・るが上に/万葉 1168」 ‖可能‖ おれる ︱慣用︱ 話の腰を~・筆を~・ペンを~

降る

⇒ おりる

織る

(1)経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸を一定の規則で交差させ布を作る。 「機(ハタ)を~・る」「帯を~・る」 (2)藺(イ)・竹・わらなどを縦横に組んで布状のものを作る。 「筵(ムシロ)を~・る」 (3)いろいろなものを組み合わせ, 一つのものを作り上げる。 「物語を~・る」 ‖可能‖ おれる

下る

⇒ おりる

覆い被さる

上からつつむようにかぶさる。 「思わず子供の上に~・る」

然る

〔動詞「然(サ)り」の連体形から〕 場所・人を漠然とさし示し, また物事を漠然と表現する時に用いる。 (1)ある。 とある。 「~方面よりの要請」「~人の御落胤」「~所に」 (2)相当な。 しかるべき。 「別当入道~人にて/徒然 231」 (3)そのような。 そんな。 「~さがなきえびす心を見ては, いかがはせむは/伊勢 15」 → さるもの(連語) → さるかた(連語)

猿

(1)霊長目に属する人類以外の動物の総称。 顔に毛が少なく, 手の指が発達し, すぐれた知能をもつ。 狭義にはニホンザルをさす。 古くから, 神聖視され, 馬の守護神とされた。 ましら。 (2)小利口な者をののしっていう語。 「~まね」「~知恵」 (3)戸の框(カマチ)や桟に取り付ける木片あるいは金物で, 敷居や鴨居(カモイ)・柱などの穴にさしこみ, 戸締まりをする仕掛け。 (4)炉の自在鉤(カギ)の高さを調節する仕掛け。 (5)江戸時代, 風呂屋にいた遊女。 湯女(ユナ)の異称。 <i>~に烏帽子(エボシ)</i> 人柄に相応しない服装や言動をたとえていう語。 <i>~の尻(シリ)笑い</i> 自分のことを省みずに, 他人の欠点をあざわらうことのたとえ。 <i>~も木から落ちる</i> 木登りの上手なはずの猿も, 時には失敗して落ちる意。 その道に長じた者も, 時には失敗することがあるというたとえ。 弘法(コウボウ)も筆の誤り。 上手の手から水が漏れる。

申

(1)十二支の第九番目。 年・日・時刻・方位などに当てる。 しん。 (2)時刻の名。 今の午後四時頃。 また, 午後三時から五時までの間。 または, 午後四時から六時の間。 (3)方角の名。 西から南へ三〇度の方角。

治部省

⇒ じぶしょう(治部省)

通事

通訳。 「~福利来ず/日本書紀(推古訓)」

筬

織機の付属用具の一。 竹の薄片を櫛の歯のように並べ, 枠をつけたもの。 織物の幅とたて糸を整え, 杼(ヒ)で打ち込まれたよこ糸を押さえて織り目の密度を決める道具。 金属製のものもある。

真麻

〔「さ」は接頭語〕 アサの別名。 麻(オ)。 「麻衣に青衿着けひた~を裳(モ)には織り着て/万葉 1807」