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進める

(1)前の方へ移動させる。 前進させる。 「船を~・める」「将棋の駒を~・める」「歩(ホ)を~・める」 (2)仕事や計画をはかどらせる。 進行させる。 「議事を~・める」「縁談を~・める」 (3)時計の表示を正しい時刻よりも先の時刻を示すようにする。 「五分~・めておく」 (4)物事の度合をさらに高度にする。 (ア)位を高くする。 「段を~・める」「位を~・める」(イ)進展させる。 「合理化を~・める」(ウ)欲望などを増進させる。 「コレ食ヲ~・ムルモノヂャ/日葡」 〔「進む」に対する他動詞〕

貶する

(1)他人を悪く言う。 そしる。 「或は褒し或は~・し/花柳春話(純一郎)」 (2)官位を下げる。 「潮州に~・せられたる時には, 詩など作て/文明論之概略(諭吉)」

偏する

考え方・感情・方法・方向などが一方にかたよる。 「思想が~・する」

窄める

すぼむようにする。 「口を~・める」「傘を~・める」「肩を~・める」 〔「すぼむ」に対する他動詞〕

銘する

金石などに刻みつける。 書きつける。 銘ずる。

瞑する

(1)目を閉じる。 眠る。 「それも目を~・して断行せよと/福翁百余話(諭吉)」 (2)安らかに死ぬ。 「もって~・すべし」

掠める

〔「掠る」と同源〕 (1)すきをねらってすばやく盗む。 「すきをみて, カキを~・めてきた」 (2)(多く「目をかすめて」の形で)ある人のすきをねらって, ちょっとした悪事をする意をいう。 「親の目を~・めて小金(コガネ)を持ち出す」 (3)今にも触れそうにして, す早く通り過ぎる。 「軒を~・めて飛ぶツバメ」「台風九号は本土を~・めて通りそうだ」 (4)ほんの一時, 生じてすぐ消える。 「後悔の念が一瞬, 脳裏を~・めた」「大村の顔を, 微かな微笑が~・めて過ぎた/青年(鴎外)」 (5)ほのめかす。 におわす。 「うとくおぼいたる事などうち~・め, 恨みなどするに/枕草子 36」 (6)だます。 欺く。 「上を~・むる証拠に若宮を奪ひ奏聞せん/浄瑠璃・松風村雨」

減る

(1)数・量や程度が少なくなる。 減少する。 ⇔ 増える ⇔ 増す 「人口が半分に~・った」「おけの水が~・る」「口の~・らないやつだ」「爆発の危険は~・った」 (2)空腹になる。 「腹が~・ってはいくさができぬ」 (3)(打ち消しの語を伴って)ひるむ。 臆する。 「祐慶は少も~・らず, 鎧の胸板きらめかし/盛衰記 5」

経る

〔「綜(フ)」と同源〕 (1)ある場所を順次通って行く。 経由する。 「京都を〈へ〉て大阪へ行く」「何人もの手を〈へ〉て今の持ち主のものとなった」 (2)時がたつ。 年月がすぎる。 「多くの年月を〈へる〉」「なんでもかたちは猿のかうらを〈へ〉たのだぜ/西洋道中膝栗毛(魯文)」 (3)ある過程・段階などを通る。 経過する。 「審査を〈へ〉て採用される」「紆余(ウヨ)曲折を〈へ〉て結ばれた」 (4)歳月を過ごす。 「なほ世に〈ふ〉まじき心地しければ/大和 150」

謙る

謙遜する。 「~・りくだる」[名義抄]

圧す

(1)押しつける。 おさえる。 「~・し合う」「左右の腕(カイナ)に取り付きて, 押せども~・せども少しも働かず/義経記 7」 (2)圧倒する。 へこませる。 「逢坂の歌は~・されて, 返しもえせずになりにき/枕草子 136」

減す

少なくする。 へらす。 「学校などでは, 教員をも, ~・す事が出来て/言文一致(高見)」「~・して五百ばかりにもせうか/狂言・今参(虎寛本)」

するする

(副) (1)なめらかに滑るさま。 滑るように動くさま。 「幕が~(と)上がる」「~(と)近寄って来た」 (2)事が支障なく行われるさま。 順調に進むさま。 「糸を引くと~(と)ほどける」「~(と)擦り抜ける」

するする

〔女房詞〕 するめ。 [大上臈御名之事]

勧め

〔動詞「勧める」の連用形から〕 (1)すすめること。 「彼の~に従った」「学問の~」 (2)勧進。 また, そのための寄付。 「後の世の御~ともなるべき事/源氏(宿木)」

減る

(1)へる。 少なくなる。 低下する。 「地ガ~・ッタ/日葡」 (2)衰える。 弱くなる。 「過言申す者は必ず奢り易く, ~・りやすし/甲陽軍鑑(品三〇)」 (3)日本音楽で, 音高を標準よりも低めにする。 多くは管楽器, 特に尺八でいう。 ⇔ かる

雌

(1)動物で, 卵巣を有し子や卵を産む個体。 符号に♀を使う。 ⇔ 雄 (2)植物で, 雌花のみをつける株。

牝

(1)動物で, 卵巣を有し子や卵を産む個体。 符号に♀を使う。 ⇔ 雄 (2)植物で, 雌花のみをつける株。

皇

名詞に付いて, それが神・天皇に関係あることを表し, 敬意をこめてほめたたえる気持ちを表す。 すべ。 「~がみ」「~みま」「~おおみかみ」

召す

〔「見(メ)す」と同源〕 (1)貴人が人をそば近くにお呼び寄せになる。 (ア)そばにお招きになる。 「殿に~・される」「呼べとて~・せば, 参りたり/枕草子 9」(イ)お招きになってある役職につかせる。 また, 任ずる。 「歌会始の講師に~・される」「もろこしの判官に~・されて侍りける時に/古今(雑下詞)」(ウ)(受け身の形で用いる。 キリスト教で, 神のそば近くに招かれる意から)死ぬ。 または, 特別な使命を受ける。 「天に~・される」「聖職に~・される」(エ)女性を寵愛なさる。 「皇孫因りて~・す/日本書紀(神代下訓)」 (2)「飲む」「食べる」意の尊敬語。 「御酒を~・していらっしゃるようだ」「夏痩せに良しといふものそ鰻捕り~・せ/万葉 3853」 (3)身につける意の尊敬語。 「和服を~・した方」「~・しもならはぬ草鞋しめはき給ひて/御伽草子・鉢かづき」 (4)貴人や相手を敬って, その動作・状態などについて言及する語。 (ア)多く慣用的表現として用いられ, 「年をとる」「気に入る」「風邪をひく」などの意の尊敬語。 「お年を~・す」「お気に~・す」「お風邪を~・す」(イ)特に「腹を切る」意の尊敬語。 切腹なさる。 「かなはぬ所にて御腹~・されん事, なにの義か候べき/平治(中・古活字本)」 (5)風呂・行水などを使う意の尊敬語。 「御行水を~・さばや/平家 3」 (6)人に命じて物を取り寄せる, 差し出させる, 意の尊敬語。 「御硯急ぎ~・して/源氏(空蝉)」「田内左衛門をば, 物の具~・されて, 伊勢三郎に預けらる/平家 11」 (7)「買う」意の尊敬語。 「通例(ヨク)御侍様が刀剣(カタナ)を~・す時は/怪談牡丹灯籠(円朝)」「よきつみや~・すとうり歩きけるを/続詞花集」 (8)名付けて呼ぶ意の尊敬語。 「其比はいまだ鶴蔵人と~・されけるを/平家 4」 (9)「する」「なす」意の尊敬語。 「連歌~・せ~・せ萩も候/迹祭」 → 召される (10)車などに乗る意の尊敬語。 「其処までだから一所に~・していらつしやい/義血侠血(鏡花)」 (11)(補助動詞) 動詞の連用形に付いて, 尊敬の意を添える。 …なさる。 「木曾殿も死に~・したりやお娘は浪人/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」 〔(11)は近世での用法。 近世でもまれなもので, 普通は「めされる」が用いられる。 → めされる(2)〕