昔、岡山県の吉備高原という所に、五平という男がいました。五平は牛を飼っていましたが、牛にひどいことをする意地悪な人でした。
ある年はとても暑い夏でした。五平は、牛が水を飲みに行かないように、暑い日差しが強い所に牛をつないでいました。
あるとき、牛が五平に気づかれないように綱を切って、水を飲みに行きました。五平は怒って、牛に水を飲ませないで、牛小屋に入れました。しかし、牛は五平を突き倒して、こぼれた水をたくさん飲みました。
五平はもっと怒って、牛に水を飲ませないまま、外に連れ出しました。牛は途中で動かなくなって、死んでしまいました。
すると、五平はとても喉が渇きました。家に帰って、水を全部飲みましたが、まだ足りませんでした。そして、五平も死んでしまいました。
五平は、ヒバリという鳥に生まれ変わりました。五平のヒバリは、夏になるととても喉が渇きました。空から水を探して飛んでいきますが、水はなくなってしまいます。五平のヒバリは、今も水を探して飛び続けています。