あるところに五助という若い人がいました。五助の家は貧しかったので、子どものときから小さな物を売る店で働いていました。
ある日、店の主人が言いました。「みんなに売る物をあげる。一番早く売った人を娘の夫にする」と言いました。
五助はタワシと綱を売ることになりました。でも、どうやって売ったらいいかわかりませんでした。五助はタワシと綱を荷車に積んで、家に帰りました。
家に着くと、母親が病気で寝ていました。五助は、母親が何日もお風呂に入っていないことを知りました。五助は村の偉い人の家に行って、母親にお風呂を貸してほしいと頼みました。
お風呂は汚れていました。五助はタワシでお風呂をきれいにしました。水を早くたくさん出すために、綱を使いました。周りの人は、タワシと綱は便利だと思いました。
五助が荷車を引いて町に戻ると、ある店の前にたくさんの人が集まっていました。五助がタワシと綱を上手に使っていたのを見た人たちが、タワシと綱を買いに来ていました。店にあったタワシと綱は、すぐになくなってしまいました。
五助は荷車にタワシと綱を積んでいました。たくさんの人が買って、五助のタワシと綱もすぐになくなりました。
五助は、たくさんのお金を持って、店に一番早く戻りました。主人は五助が上手に物を売ったことをほめて、娘の夫にしました。
五助は店の主人になって、幸せに暮らしました。