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寂る

[さびる]
⇒ さびれる

Palavras Relacionadas

寂びる

〔「錆(サ)びる」と同源〕 (1)古くなって新鮮でなくなったり, 色があせたりする。 「人し汲まねば水~・びにけり/神楽歌」「夕づく日色~・びまさる草の下に/玉葉(秋上)」 (2)古くなって, 荒れ果てる。 また, 長いこと使われずに放置されて趣や渋みが出る。 時代がつく。 古色蒼然とする。 「邸(ヤシキ)の内も~・びぬ/自然と人生(蘆花)」「岩に苔むして~・びたる所なりければ/平家(灌頂)」 (3)人けがなくなってさびしくなる。 さびれる。 「都会ながらにいと~・びたり/慨世士伝(逍遥)」「宿~・びて庭に木の葉の積るより人待つ虫も声弱るなり/秋篠月清集」 (4)心さびしい思いをする。 「まそ鏡見飽かぬ君に後れてや朝夕(アシタユフヘ)に~・びつつ居らむ/万葉 572」

寂

※一※ (名) 〔仏〕 (1)煩悩(ボンノウ)を離れ, 悟りに達すること。 涅槃(ネハン)。 (2)僧侶の死を表す語。 死亡の年月日の下に付けて用いる。 「昭和一〇年~」 ※二※ (ト|タル) 静かなさま。 せき。 「広い家の中~として何の物音も無い/良人の自白(尚江)」

寂

ひっそりと静まっているさま。 → 寂として(副)

寂

〔動詞「寂びる」の連用形から〕 (1)古びて趣のあること。 閑寂の趣。 さびしみ。 しずけさ。 (2)枯れて渋みのあること。 また, 太くてすごみのあること。 「~のある声」「~のきいた声」 (3)しおり・細みなどとともに, 蕉風俳諧の基調をなす静かで落ち着いた俳諧的境地・表現美。 → わび → しおり → 細み → かるみ (4)謡や語り物の発声の一。

帰寂

僧が死ぬこと。 入滅。 入寂。

寂ぶ

⇒ さびる(寂・荒) ⇒ さびる(錆)

示寂

菩薩や高僧が死ぬこと。 入寂。

寂光

⇒ じゃっこう(寂光)

寂光

〔仏〕 (1)真理の寂静(ジヤクジヨウ)なることと真智の光。 理と智の二徳。 (2)「寂光土」の略。

幽寂

奥深くてもの静かな・こと(さま)。 「~に造られたる平庭を前に, 縁の雨戸は長く続きて/義血侠血(鏡花)」

寂然

さびしくひっそりとしているさま。 じゃくねん。 「林といふは極めて樹(コ)深くて~としてゐた/めぐりあひ(四迷)」

円寂

〔仏〕 (1)涅槃(ネハン)。 また, 涅槃に入ること。 (2)仏あるいは高僧が死ぬこと。 入寂。 遷化(センゲ)。 「俄に病に侵され~し給ひけるとかや/太平記 4」

寂然

ひっそりとしてさびしいさま。 せきぜん。 「~と柱に凴(モタ)れながら/風流仏(露伴)」

寂寞

静かでひっそりとしているさま。 せきばく。 「古き墳墓が~として存在する間に/趣味の遺伝(漱石)」

寂然

平安末期の歌人。 俗名, 藤原頼業(ヨリナリ)。 出家して唯心房と号し大原に隠遁, 兄弟である寂念・寂超とともに大原三寂と称される。 家集「寂然法師集」「唯心房集」。 生没年未詳。

寂寞

ひっそりとしてさびしいさま。 じゃくまく。 「~として人影もない街」「俊三は~たる深夜の枕に独り目を開いて/良人の自白(尚江)」

寂寥

※一※ (ト|タル) ものさびしいさま。 ひっそりしているさま。 寂寞(セキバク)。 じゃくりょう。 「~の感」「~たる黄昏の光の中に/土(節)」 ※二※ (名・形動) {※一※}に同じ。 「一婢一僕家内極めて~なれば/花柳春話(純一郎)」

入寂

〔仏〕 寂滅にはいること。 特に, 僧が死ぬこと。 入滅。 入定(ニユウジヨウ)。 遷化(センゲ)。 「延年寺の和尚様は~した/思出の記(蘆花)」

寂滅

〔梵 nirvāṇa〕 (1)〔仏〕 煩悩(ボンノウ)をすべて打ち消し, 真理の智慧(チエ)を完成させた状態。 究極的な悟りの境地。 涅槃(ネハン)。 (2)消えてなくなること。 また, 死ぬこと。 「寸燐(マツチ)は…細い烟りを吐いて, すぐ~した/草枕(漱石)」