日本には、昔からある話がたくさんあります。静岡県の西伊豆町には、たぬきの話があります。
たろべえという男の子が畑で遊んでいました。石を林に投げると「ゴツン」という音がしました。たろべえは「誰かに当たったのかな」と思いましたが、気にしませんでした。
ある日、たろべえは峠を通っていました。前に山のようなものがあって、道を通ることができませんでした。朝になって、たろべえがかごの中を見ると、石が入っていました。林に投げた石でした。「たぬきに仕返しされたんだ」と、たろべえは思いました。
何日かたって、たろべえが峠を通ると、また山のようなものがありました。たろべえがけると、たぬきが「痛い」と言って逃げていきました。たぬきの体は赤くなっていました。たろべえは、たぬきに石を当てたことを反省しました。