Logo
Главная страница
Уроки
Блокнот
Словарь
JLPT тест
Видео
Обновить
Отзыв
Logo
Главная страница
Уроки
Блокнот
Словарь
JLPT тест
Видео
Обновить
Отзыв
Todaii Japanese
Switch language – current: ru
Logo Japanese
[email protected]
(+84) 865 924 966
315 Truong Chinh, Ha Noi
www.todaiinews.com
DMCA.com Protection Status

О Todaii Japanese

История брендаЧасто задаваемые вопросыРуководство пользователяУсловия и политикаИнформация о возврате

Социальная сеть

Logo facebookLogo instagram

Версия приложения

AppstoreGoogle play

Другие приложения

Todaii German
Todaii Super
Todaii English
Todaii Chinese
Todaii Korean
DMCA.com Protection Status

Авторские права принадлежат eUp Technology JSC

Copyright@2026

JLPT N1 – Reading Exercise 08

JLPT N1 – Reading Exercise 08

  1. Уроки
  2. чтение JLPT
  3. JLPT N1 – Reading Exercise 08
JLPT N1 – Reading Exercise 08
0:00

JLPT N1

#235

JLPT N1 – Reading Exercise 08

三歳さんさいの息子むすこを育そだてている。子供こどもの振ふる舞まいには、とにかく驚おどろかされることばかりだ。こちらの心こころに余裕よゆうがあれば彼かれは天使てんしのように穏おだやかだが、仕事しごとに追おわれて私わたしがピリピリしていると、途端とたんに積つみ木きを放ほうり投なげたり、わざと飲のみ物ものをこぼしたりする。私わたしが大おおきなスーツケースをクローゼットから出だすと、それが「別わかれ」や「変化へんか」を意味いみすることを本能的ほんのうてきに察さっするのか、急きゅうに足元あしもとにしがみついて離はなれなくなる。彼かれは言葉ことば以前いぜんのレベルで、私わたしの精神状態せいしんじょうたいや微かすかな行動こうどうの変化へんかに即座そくざに反応はんのうを示しめす。子供こどもの立場たちばに立たって、そこから見みえる世界せかいを想像そうぞうしてみると、大人おとなが当あたり前まえだと思おもっている世界せかいの「確たしかさ」が、いかに脆もろいものであるかがあぶり出だされることがある。

ある日ひ、図鑑ずかんで深海しんかいの生物特集せいぶつとくしゅうを見みていた時ときのことだ。ページには、恐おそろしい形相ぎょうそうをしたチョウチンアンコウや巨大きょだいなダイオウイカが映うつし出だされていたが、息子むすこはそれを見みても怖こわがる様子ようすもなく、ただ指ゆびで紙かみの感触かんしょくを確たしかめたり、横よこに置おいてある使つかい古ふるしたミニカーを転ころがしたりしていた。

彼かれは時ときとして、現実げんじつの音おとには敏感びんかんに反応はんのうする。外そとで救急車きゅうきゅうしゃのサイレンが鳴なると、不安ふあんそうに「うーうー」と真似まねをして私わたしの顔かおを覗のぞき込こむ。散歩中さんぽちゅうに近所きんじょの犬いぬが吠ほえれば、びくっとして私わたしの背後はいごに隠かくれる。しかし、テレビの中なかでいくら猛獣もうじゅうが吠ほえていても、あるいは爆発ばくはつシーンが流ながれていても、彼かれはそれを「ただの光ひかりの点滅てんめつ」としてしか捉とらえていないかのように、平然へいぜんとおやつを食たべている。一方いっぽうで、画面がめんの中なかで風船ふうせんが飛とんでいくシーンには、まるで自分じぶんの宝物たからものを失うしなったかのように必死ひっしに手てを伸のばす。彼かれにとっての世界せかいの優先順位ゆうせんじゅんいは、大人おとなの論理ろんりとは全まったく別べつの場所ばしょにあるようだ。

そんな彼かれが、絵本えほんの中なかでは親したしげに語かたりかけているキリンやゾウの本物ほんものの映像えいぞうを見みても、全まったくの無関心むかんしんである。それが私わたしにはとても _______ に映うつった。

彼かれは、この世界せかいに「野生やせい」という概念がいねんがあることを知しらない。弱肉強食じゃくにくきょうしょくも、絶滅危惧種ぜつめつきぐしゅという言葉ことばも知しらない。会あったことがないのだから。彼かれは目めの前まえの公園こうえんの砂場すなばと、毎日まいにち通かよう保育園ほいくえんの道みちは知しっているが、国境こっきょうや地図ちず、経済けいざいといった概念がいねんは知しらない。ましてや戦争せんそうなど。世界せかいが丸まるいことも、海うみの向むこうに自分じぶんとは違ちがう言葉ことばを話はなす人々ひとびとがいることも知しらない。

でも、大人おとなの私わたしは本当ほんとうにそれを「知しっている」のだろうか。

私わたしがもし「アフリカを知しらない」と言いったら、多おおくの人ひとが笑わらうだろう。いつ、どのように自分じぶんがその大陸たいりくの存在そんざいを認識にんしきしたのか、明確めいかくな記憶きおくはない。教科書きょうかしょで形かたちを覚おぼえ、映像えいぞうで広大こうだいな草原そうげんを見みせられ、知識ちしきとして脳のうに蓄積ちくせきされたに過すぎない。つまり私わたしは、他人たにんが作つくった情報じょうほうを受うけ取とったがゆえに、「世界せかいを知しっている」と錯覚さっかくしているだけではないのか。

私わたしは、砂漠さばくの本当ほんとうの熱あつさを知しらない。北極ほっきょくの氷こおりが溶とける音おとも知しらない。

知しっているのは、いま隣となりで私わたしの指ゆびを握にぎりしめている息子むすこの手てが、温あたたかいということだけだ。

Связанные уроки

JLPT N1
#236

JLPT N1 – Reading Exercise 09

JLPT N1
#237

JLPT N1 – Reading Exercise 10

JLPT N1
#238

JLPT N1 – Reading Exercise 11