去年の外国人入国者数 約3678万人 前年比40%以上増 過去最多
去年1年間に日本に入国した外国人は、およそ3678万人で、前の年より率にして40%以上、増えました
新型コロナの影響で落ち込む前の水準も上回って過去最多となりました
出入国在留管理庁が発表した速報値によりますと、去年1年間に日本に入国した外国人は、およそ3678万人で、前の年と比べて1095万人、率にして42%余り増えました
これは、新型コロナの影響が出る前、最も多い記録だった2019年の3119万人も上回り、統計を取り始めた昭和25年以降、過去最多となりました
コロナ禍により、外国人の入国者数は最も少ないときで、4年前の2021年に35万3000人ほどまで落ち込みましたが、大きく回復した形です
全体のうち新規入国の外国人はおよそ3402万人で、国や地域別で最も多かったのが韓国の863万人、次いで、台湾の569万人、中国の549万人、アメリカの267万人などとなっています
在留資格別では、観光をはじめとした短期滞在が3336万人と大半を占め、次いで、留学が17万人、技能実習が15万人などとなっています
出入国在留管理庁は「新型コロナ収束後の回復トレンドに加え、国際便の増加や円安も影響したとみられる」と分析しています