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思惑

〔「おもう」のク語法から。 「惑」は当て字〕 (1)思うところ。 考え。 意図。 見込み。 期待。 「彼には何か~があるらしい」「~がはずれる」「~どおり」 (2)他の人々の考え。 評判。 気うけ。 「世間の~を気にする」 (3)相場の変動を予想すること。 また, その予想によって利益を得ることを目的に売買すること。 (4)恋い慕う気持ち。 恋心。 「吉三郎方より~数々の文(フミ)おくりける心ざし互に入り乱れて/浮世草子・五人女 4」 (5)恋い慕っている相手。 意中の人。 「いはねどしるき四天王の~たち/浄瑠璃・関八州繋馬」 (6)〔「おもう」のク語法〕 (ア)思うこと。 「君を~止む時なし/万葉 3189」(イ)思うことには。 「自ら~『…』 と思ふに/今昔 1」

思わく

〔「おもう」のク語法から。 「惑」は当て字〕 (1)思うところ。 考え。 意図。 見込み。 期待。 「彼には何か~があるらしい」「~がはずれる」「~どおり」 (2)他の人々の考え。 評判。 気うけ。 「世間の~を気にする」 (3)相場の変動を予想すること。 また, その予想によって利益を得ることを目的に売買すること。 (4)恋い慕う気持ち。 恋心。 「吉三郎方より~数々の文(フミ)おくりける心ざし互に入り乱れて/浮世草子・五人女 4」 (5)恋い慕っている相手。 意中の人。 「いはねどしるき四天王の~たち/浄瑠璃・関八州繋馬」 (6)〔「おもう」のク語法〕 (ア)思うこと。 「君を~止む時なし/万葉 3189」(イ)思うことには。 「自ら~『…』 と思ふに/今昔 1」

木印

木の印材に彫った印章。

曰く

※一※ (名) 〔※二※ の一語化〕 (1)込み入った事情。 わけ。 「何か~ありげだ」 (2)(副詞的に用いて)いうことには。 「先生~, …」 ※二※〔「言ふ」のク語法〕 言うこと。 「たわやめと~もしるく/万葉 619」 <i>~言い難(ガタ)し</i> 〔孟子(公孫丑上)〕 事情が複雑で言葉では簡単に言い表せない。

わくわく

(副) 期待や喜びで心がはずんで落ち着かないさま。 「~(と)しながら, 登場を待つ」

枉惑

〔「おうわく(枉惑)」の転〕 「おうわく(枉惑)」に同じ。 「或は目たれを見, 或は~心のみ侍る程に/竹馬抄」

吾妹

〔「わがいも」の転〕 男性が, 妻・恋人や親しい女性などに親愛の気持ちを込めて呼びかける語。 「いかにさきくやいふかし~/万葉 648」

雲井

〔「井」は当て字〕 (1)雲のある所。 大空。 (2)雲。 「愛(ハ)しけやし吾家(ワギエ)の方よ~起ち来も/古事記(中)」 (3)雲のかかっているはるかかなた。 高くまたは遠く隔たっている所。 「遠くありて~に見ゆる妹が家に/万葉 1271」 (4)禁中。 宮中。 雲のうえ。 <i>~遥(ハル)かに</i> (1)遥かに離れているさま。 「かりがねの~聞えしは/後撰(恋三)」 (2)及びもつかないさま。 「あふことは~なる神の音に聞きつつ恋ひわたるかな/古今(恋一)」

雲居

〔「井」は当て字〕 (1)雲のある所。 大空。 (2)雲。 「愛(ハ)しけやし吾家(ワギエ)の方よ~起ち来も/古事記(中)」 (3)雲のかかっているはるかかなた。 高くまたは遠く隔たっている所。 「遠くありて~に見ゆる妹が家に/万葉 1271」 (4)禁中。 宮中。 雲のうえ。 <i>~遥(ハル)かに</i> (1)遥かに離れているさま。 「かりがねの~聞えしは/後撰(恋三)」 (2)及びもつかないさま。 「あふことは~なる神の音に聞きつつ恋ひわたるかな/古今(恋一)」

鰯雲

〔漁師仲間で, イワシの大漁の前兆とするからとも, 形がイワシの群れのように見えるからともいう〕 小斑点状に群がり広がった雲。 多く, 巻積雲のこと。 うろこ雲。 さば雲。 ﹝季﹞秋。 《~日和いよ定まりぬ/虚子》

公文

(1)律令制下における公文書の総称。 特に, 諸国の国司から中央に出す大計帳・調庸帳(チヨウヨウチヨウ)・正税帳・朝集帳を四度(シド)の公文という。 (2)室町幕府から, 五山・十刹(ジツセツ)など禅宗の寺院の住職の補任(ブニン)などに下した文書。 公帖(コウジヨウ)。 (3)中世, 貴族の家政機関で文書を扱った役人。 (4)中世, 荘園の下級荘官の一。 荘園の管理事務をつかさどった。

苦悶

痛み・心配などのために, 苦しみ悶(モダ)えること。 「自責の念にかられて日夜~する」

もくもく

(副) (1)煙・雲などが, 次々とわきあがるさま。 「入道雲が~(と)わきあがる」「~(と)煙をはく」 (2)一部分が盛り上がりうごめくさま。 「筋肉が~と盛りあがる」 (3)物をほおばって口を動かすさま。 もぐもぐ。 「口を~させる」

黙黙

黙っているさま。 また, 黙って仕事に精を出すさま。 「~と(して)働く」「是れ余の之を~に付すること能はず/天賦人権論(辰猪)」

鍬

田畑を耕すのに使う農具。 長い柄の先に土を掘り起こす歯の部分を取り付けたもの。 歯の部分の構造によって, 金鍬(カナグワ)や, 板の先に金属の歯をつけた風呂鍬(フログワ)などがある。 <i>~を入・れる</i> 開拓をする。 <i>~を抜か・す</i> (1)気が抜ける。 茫然(ボウゼン)とする。 「千里が竹に迷ひ入, 和藤内ほうど~・し/浄瑠璃・国性爺合戦」 (2)足が抜けるほど疲れる。 鍬が抜ける。 「さぞ小弁もしんろかろ, おれも~・した/浄瑠璃・生玉心中(下)」

枠

(1)木・竹・金属など細い材で組んだ, 物の骨組みや囲み。 「窓の~」 (2)物のまわりを取り囲むもの。 縁取り。 「黒~の写真」 (3)物の輪郭や範囲を定めるために設けた仕切りや線。 「~にコンクリートを流す」「~の中に名前を書く」 (4)物事の制約。 範囲。 「~をはめる」「予算の~」 <i>~にはま・る</i> 「型(カタ)にはまる」に同じ。 <i>~を取・る</i> 予算・人員などの内容や実態は未定であるが, 割り当てだけは押さえておく。 <i>~をは・める</i> ある制限を加える。 枠にはめる。

桑

クワ科クワ属の落葉樹の総称。 品種や変種が多い。 葉は卵形でしばしば三~五裂する。 雌雄異株または同株で, 春, 葉腋に淡黄色の小花を穂状につける。 実は赤黒く熟し甘い。 山野に自生し, また葉を蚕の飼料とするため栽植する。 樹皮は黄色染料や和紙の原料, 材は床柱や器具材とし, 根皮は桑白皮(ソウハクヒ)といい, 消炎・利尿・緩下薬に用いる。 四木(シボク)の一。 ﹝季﹞春。 《上州や~一斉に芽立ちける/池内たけし》 〔「桑の実」は ﹝季﹞夏。 《~の実を口のうつろに落す音/虚子》〕

沸く

〔「わく(湧)」と同源〕 (1)水などが熱せられて熱くなる。 また, 沸騰する。 「風呂が~・く」「やかんの湯が~・く」 (2)水の勢いが激しくて, 泡立ち逆巻く。 「逆波が~・く」「川の~・きたる/宇津保(祭の使)」 (3)金属が熱せられ, 溶ける。 「御身は~・き合ひて山の如し/平家 5」 (4)発酵して泡を立てる。 「ぬかみそが~・く」 (5)興奮する。 盛んに行われる。 「会場が~・いた」

涌く

(1)水などが地中から出てくる。 「泉が~・く」 (2)汗・涙などが出る。 「涙が~・く」 (3)感情などが生じる。 「喜びが~・く」「興味が~・く」「希望が~・く」 (4)物事が生じる。 急に表れる。 また, 盛んに起こる。 「アイディアが~・く」「歌声が~・く」「雲が~・く」「憂き事のかく~・く時は/伊勢集」 (5)虫などが発生する。 「ぼうふらが~・く」 〔「わかす」に対する自動詞〕 ︱慣用︱ 降って湧いたよう

湧く

(1)水などが地中から出てくる。 「泉が~・く」 (2)汗・涙などが出る。 「涙が~・く」 (3)感情などが生じる。 「喜びが~・く」「興味が~・く」「希望が~・く」 (4)物事が生じる。 急に表れる。 また, 盛んに起こる。 「アイディアが~・く」「歌声が~・く」「雲が~・く」「憂き事のかく~・く時は/伊勢集」 (5)虫などが発生する。 「ぼうふらが~・く」 〔「わかす」に対する自動詞〕 ︱慣用︱ 降って湧いたよう