1915年、探検家シャクルトンは南極を目指してエンデュアランス号で旅をしました。しかし、船はウェッデル海の氷に閉じ込められてしまいました。氷はとても強く、船の舵や底を壊し、ついに船は沈んでしまいました。シャクルトンは「どんな船でも、この氷には勝てなかった」と日記に書きました。
長い間、エンデュアランス号が沈んだのは舵が壊れたからだと言われてきました。しかし、最近の研究で、船の内部の構造が弱かったことが原因だと分かりました。普通、極地用の船は中に斜めの木の梁(はり)を入れて強くしますが、エンデュアランス号にはそれがありませんでした。そのため、氷の強い力に耐えられなかったのです。
エンデュアランス号はもともと観光用の船で、南極のような厳しい環境には向いていませんでした。シャクルトンも船の弱さを知っていましたが、他に良い船がなかったので、この船を使いました。結局、船は沈みましたが、シャクルトンは乗組員全員を助けることができました。
この新しい研究で、エンデュアランス号の沈没の本当の理由が分かりました。船の設計の弱さが大きな原因だったのです。