「大入道と村」という昔話です。
昔、ある村の近くに大入道が住んでいました。大入道は山のように大きくて、村の人たちが大好きでした。村の子どもたちも大入道と遊びました。
しかし、大入道がくしゃみをすると、村の米が飛んでしまいました。大入道の体にぶつかってけがをする人もいました。村の人たちは怒って、「村に来るな」と言いました。
大入道は悲しくて村を出ました。そして、仙人に会いました。仙人は、「村にいてもいい方法がある」と言って、大入道に教えました。
大入道は村のそばに座って、じっとしていました。雪が降って、体にどんどん積もりました。春になると体から草や木が生えて、山のようになりました。秋になると、山には木の実がたくさんなりました。村の人たちは木の実をとって、生活しました。
大入道は動くことができなくなりました。大入道は悲しくて涙を流しました。涙は滝になって川になって、魚も住むようになりました。
村の人たちは大入道の山から木の実や魚をとって、生活しました。