うなぎのかぎ賃　

Name: うなぎのかぎ賃
Channel: hukumusumeamame

2610 보기

うなぎのかぎ賃
けちんぼうな男がおりました
毎日毎日ご飯どきになると、うなぎ屋の前へ出かけて行っては、腹いっぱいにうなぎのにおいを吸い込み、
そのまま家へ飛んで帰って、うなぎのにおいでご飯を食べるのでした
それに気が付いたうなぎ屋の親父は、なんちゅうけちだ
よし、あのような奴からは、においのかぎ賃を取ってやろう
と、さっそく帳面につけておき、月末になるとかぎ賃を取りにやってまいりました
すると、けちんぼうな男は。「やい、おれはうなぎ屋に、借金をした覚えはないぞ！」
「いえいえ、これは、うなぎのかば焼のかぎ賃でございます。
えーと、しめて八百文ですな。においをかいで食べたつもりになっておりますので、
こちらも食わせたつもりで銭を取りに来ました」
うなぎ屋がすましていうと、
男は仕方なく、ふところから八百文取り出しました。
「へい、確かに八百文。ありがとうございました」
と、ニコニコ顔のうなぎ屋がうけとろうとしたところ、男はそれを板の間へほうりだしました。
お金が、景気のいい音をたてると、男はうなぎ屋にいいました。
「においの代金は、音ではらおう。それ、銭の音をきいただろう。ほんとうに銭をうけとったつもりで、帰んな」
この勝負、うなぎ屋の負けでございます。

うなぎのかぎ賃

賃

うなぎ
けちんぼうな男がおりました

おりる

男

けちる
毎日毎日ご飯どきになると、うなぎ屋の前へ出かけて行っては、腹いっぱいにうなぎのにおいを吸い込み、

腹いっぱい

におい

前

行く

出かける

毎日

ご飯

屋

吸い込む

うなぎ
そのまま家へ飛んで帰って、うなぎのにおいでご飯を食べるのでした

におい

そのまま

家

帰る

食べる

飛ぶ

ご飯

うなぎ
それに気が付いたうなぎ屋の親父は、なんちゅうけちだ

気

それに

付く

屋

親父

うなぎ
よし、あのような奴からは、においのかぎ賃を取ってやろう

賃

におい

取る

奴
と、さっそく帳面につけておき、月末になるとかぎ賃を取りにやってまいりました

賃

つける

まいる

月末

さっそく

取る

帳面
すると、けちんぼうな男は。「やい、おれはうなぎ屋に、借金をした覚えはないぞ！」

すると

借金

覚え

男

屋

うなぎ

けちる
「いえいえ、これは、うなぎのかば焼のかぎ賃でございます。

焼

いえいえ

ござる

うなぎ
えーと、しめて八百文ですな。においをかいで食べたつもりになっておりますので、

えーと

つもり

におい

食べる

八

百

文

しめて
こちらも食わせたつもりで銭を取りに来ました」

つもり

来る

こちら

取る

銭

食わせる
うなぎ屋がすましていうと、

すます

屋

うなぎ
男は仕方なく、ふところから八百文取り出しました。

仕方

取り出す

男

八

百

文

ふところ
「へい、確かに八百文。ありがとうございました」

確か

ありがとう

八

百

文

ござる
と、ニコニコ顔のうなぎ屋がうけとろうとしたところ、男はそれを板の間へほうりだしました。

うけとる

ニコニコ

男

ところ

顔

屋

板の間

うなぎ

ほうりだす
お金が、景気のいい音をたてると、男はうなぎ屋にいいました。

音

たてる

景気

お金

男

屋

うなぎ
「においの代金は、音ではらおう。それ、銭の音をきいただろう。ほんとうに銭をうけとったつもりで、帰んな」

音

つもり

におい

はらう

うけとる

代金

ほんとう

帰る

銭
この勝負、うなぎ屋の負けでございます。

負け

勝負

屋

ござる

うなぎ