JLPT N1 – Reading Exercise 108
次のAとBは、日本における電子決済の普及についての意見である。後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
A
近年、技術の進歩や社会のデジタル化に伴い、電子決済の利用が急速に拡大している。現金では対応しきれない新たな取引形態や利便性の向上など、電子決済を導入せざるを得ない場面も多くなっている。また、既に電子決済の方が現金よりも安全で効率的だと感じる人も増えている。こうした場合は別として、一般的には、利用者や目的に応じて十分な配慮の下に、電子決済を導入するか否かの判断が求められる。電子決済は基本的にその仕組みを理解していないと利用が難しい場合が多い。そういう意味で、幅広い利用者を対象とする公共機関や大手店舗などでは、現金との併用や、利用方法の丁寧な説明が不可欠である。
B
「QRコード決済」や「タッチ決済」など、さまざまな電子決済サービスが私たちの日常に浸透している。
電子決済は仕組みが複雑なので利用すべきではないという意見も根強い。しかし、グローバル化が進む現代において、現金では対応できない新しいサービスや利便性を提供するためには、電子決済の導入は避けられない側面がある。
一方、ある調査によると、若い世代は電子決済の利用に積極的で、利用率も高いが、高齢世代ではその割合が低いという。こうした違いが、世代間の経済活動やコミュニケーションの障害になることも懸念されている。また、高齢者が多く利用する医療機関や公共交通機関で電子決済が増えていることも課題だ。電子決済を導入する際には、利用者の理解度や使いやすさを十分に考慮することが重要である。
電子決済:ここでは、現金を使わない支払方法