JLPT N2 – Reading Exercise 13
「きみ新しいプロジェクトを始める勇気をあげるから、自由に挑戦してみなさい」
そう言われたとき、実はどう動けばいいか迷ってしまう人も多いのではないだろうか。
まずは準備をして、知識や経験を積んでから…と考えていると、なかなか一歩を踏み出せない。最初から完璧にできる人などいないのに、失敗を恐れて始められないのだ。
「もし何でもできる勇気があったら…」と想像してみてほしい。
もちろん、いきなり大きなことを成遂げる自信はないかもしれない。しかし、じっくり考えてみると、心の奥に眠っていた「本当にやってみたいこと」が浮かんでくるはずだ。それこそがあなたの夢である。
「どうせ自分には無理だ」と最初からあきらめてしまうだろうか。それは違う。たしかに最初はうまくいかないかもしれない。しかし、「大きな夢を持ち、それに向かって勇気を持って動き出せば、周りの人が力を貸してくれることもある。」
それは、あなたの熱意や誠実な姿勢に共感して、協力したいと思う人が現れるからだ。夢に向かって努力するあなたの姿勢が、「一緒にやろう」と思わせる力になる。夢や挑戦には、それほど人を引きつける価値があるのだ。
大切なのは、最初から完璧を目指すことではなく、大きな夢を描き、勇気を持って最初の一歩を踏み出すこと。そして、その夢にふさわしい自分になるために成長し続けることである。
(注1)踏み出す:最初の行動を起こすこと
(注2)誠実:うそやごまかしがなく、まじめなこと