版权所有 eUp Technology JSC
Copyright@2025
版权所有 eUp Technology JSC
Copyright@2025

南海トラフ巨大地震にはさまざまな発生パターンがある中、この想定では和歌山県の潮岬の沖合を境に東側と西側で震源域を分け、それぞれにとって最悪の被害を試算しました
その結果、冬の深夜で津波からの避難が遅れた場合の死者は
▼東側が7万3000人で、主な内訳は
▽津波によるものが2万9000人、
▽建物倒壊によるものが3万8000人、
▽地震火災によるものが4900人となっています
「半割れ」で警戒すべき点は、巨大地震が南海トラフの東側と西側で、時間差で発生することです
国は、マグニチュード8以上の巨大地震が起きた場合、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震警戒」を発表し、後発地震に備えて、津波からの避難が明らかに間に合わない地域の住民には1週間の事前避難が呼びかけられます
東側で巨大地震が起きたあと、紀伊半島から九州にかけて30分以内に浸水が30センチになると想定される地域から全員が事前避難をし、その間に巨大地震が起きた場合、津波による死者は700人まで減らすことができるとされました
こうした結果を踏まえ、国の作業部会は事前避難などが適切にできるよう取り組みを進める必要があるとしています
しかし、過去には
▽江戸時代の1854年に「安政東海地震」と「安政南海地震」が32時間後に起きている一方、
▽「昭和東南海地震」と「昭和南海地震」はそれぞれ1944年と46年と、2年の時間差があります
一方、最初の地震による建物被害の復旧が次の地震までに間に合わないと、被害が拡大するおそれがあります
今回の「半割れ」の被害想定をどう受け止め、どう活用すべきか
Q
まずは現実の社会により即した防災対策を考える上で大事な情報になると思います
Q
去年8月に「巨大地震注意」が発表されたとき、効果はいかがなものだったのか、という声が多数ありました
Q
あくまで、被害想定はいくつもの“IF(もしも)”が重なってできた数字です
■徳島 臨時情報発表時の対応計画を策定
「半割れ」に備え、南海トラフ地震臨時情報が発表された場合の対応計画を新たに定めた自治体もあります
徳島市は2024年8月、初めて臨時情報の「巨大地震注意」が出された際、「阿波おどり」の期間と重なり、大勢の観光客への避難ルートの周知など、手探りで対応にあたりました
なかでも重点を置いたのは、「巨大地震警戒」が発表された場合の対応です
徳島市 井水貴之危機事象対策指導監
「巨大地震注意の発表を経験していざ、臨時情報が出た時に対応を考える暇はないと強く感じ、あらかじめ対応を決めておく必要性を感じた
去年8月に発表された南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」の避難の教訓を踏まえて準備を進めようという自治体もあります
高知県黒潮町は去年8月に南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表された際、国として事前避難は求めていませんでしたが、高齢者等避難の情報を出して、避難を呼びかけました
黒潮町情報防災課 村越淳課長
「やはり初めて対応したため私たちも戸惑いがあった
もし東側で「半割れ」が起きた場合、高知県沿岸ではまず先発地震の津波からの避難が行われたあと、「巨大地震警戒」が発表され、対象地域は避難を続けることになることが想定されます
村越課長
「黒潮町でも南海トラフ地震臨時情報に関しては、周知がまだまだ十分とはいえないと思っている