JLPT N1 – Reading Exercise 87
「自分の感情を無理に押し殺すことから生じる違和感は、決して軽視できません。自分の中に正当な理由があると感じているのに、感情を抑え込んでしまうと、心のどこかに納得できない思いが残ります。
むしろ、正当性を感じながらも自分の気持ちを表現しなかったときの方が、後悔が強く残るものです。「なぜあのとき素直に気持ちを伝えなかったのか」という思いは、長く心に影を落とします。
自分の本音を言わずに過ごしていると、やがてその違和感にも慣れてしまいます。自分を抑え込むことが当たり前になり、自己否定の感覚が積み重なっていきます。
私は、このような状態に陥ることが最も危険だと考えています。