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スペインとポルトガルで28日、大規模な停電が発生し復旧が遅れていて公共交通機関が大きく乱れるなど影響が広がっています。スペイン政府は非常事態を宣言し復旧や原因の究明を急いでいて、サンチェス首相は国民に向けて演説し、冷静な対応を呼びかけています。
スペインとポルトガルでは28日の昼ごろから大規模な停電が発生し、復旧が遅れています。
ロイター通信などによりますと、広い範囲で鉄道の運行が停止し、旅客機の運航は遅れているほか路上では信号機が機能しなくなっています。
スペインの首都マドリードで撮影された映像では、道路では渋滞が発生しているほか、地下鉄の駅では明かりが消えたなかを人々が歩いています。
スペインの原子力安全委員会は国内で稼働中の原子力発電所について電源を切り替えるなどの対策をとり、安全な状態にあると発表しました。
停電を受けてスペイン政府は非常事態を宣言するとともに、サンチェス首相は国民に向けて演説を行い、移動を最小限に抑えるなどして冷静に行動するよう呼びかけました。
サンチェス首相は隣国フランスなどからの電力供給を受けて、国内の一部の地域では電力が徐々に回復しているとして復旧は近いという見通しを示しました。
一方、停電の原因についてサンチェス首相は「確定的な情報はまだない。あらゆる可能性は排除していない」と述べ、原因の究明に努める姿勢を強調しました。
地元メディアは「停電の範囲と影響の規模からスペインで過去最も深刻な停電だ」と伝えています。
スペインのサンチェス首相は28日夜、国民向けに再び演説し、「電力会社からのデータでは全国の電力供給の50%ほどがすでに回復した。ほぼすべての地域で改善が見られる」と述べ、電力の復旧が進んでいるとして29日中に国全体での全面復旧を目指す考えを明らかにしました。
一方、停電の原因についてスペインの地元紙は送電網の管理会社の話として、隣国フランスとの送電線における接続の不具合が停電を引き起こしたという見方を伝えています。
NHKが契約するスタッフで、スペインの首都マドリード在住のホセマヌエル・インザさんは、停電が発生した時の様子について、「パソコンを使って仕事をしていましたが、電話をかけようとしても通じない、インターネットも動かない、待っていても何の情報も得られず、電気で動くものはすべてとまってしまいました」と話しました。
インザさんは、状況を確かめようと車でマドリード中心部に向かいましたが、渋滞に巻き込まれ、ふだんは15分ほどの場所に着くのに1時間半ほどもかかったということです。
また、中心部の様子について、「信号が消えて、町じゅうが混雑していました。地下鉄も動かない状態で、バスの停留所には行列ができ、銀行や店は閉まってサービスが止まっていました」とした上で、「人々は何が原因なのかと互いに尋ね合っていましたが、まだ分からない状態です」と不安が広がっている様子を語っていました。
インザさんが撮影した映像には、道路が車で渋滞し、信号が消えた状態で、人々が左右を確認しながら渡る様子がうつっています。
インザさんは、「スペイン全土でこれだけ長く続く停電は記憶にあるかぎり起きたことがないと思います。電気やインターネットがないと生活できないし、これから夜になるのでパニックになるかもしれません。長く続くと、スーパーなどに泥棒が入るようなことも起こるかもしれず怖いです」と話していました。
イギリスからスペインを訪れていた男性は、停電の影響で公共交通機関が大幅に遅れ、乗る予定だった飛行機に間に合わなかったということで、空港内の出発カウンター付近で座り込んでいました。
男性は「テニスの試合を見た後、マドリードの中心部に戻るのに3時間、そこから空港まで2時間かかりました。停電の影響が広範囲に及んでいて、本当に驚いています」と話していました。
スペインとポルトガルで