日本新聞: 「カリスマ撮り師」に懲役1年6か月の実刑判決京都地裁

「カリスマ撮とり師し」に懲役ちょうえき1年ねん6か月かげつの実刑じっけい判決はんけつ京都きょうと地裁ちさい

Jun 6, 2023 16:06

Furigana

インターネット上じょうで盗と撮と動画どうがを販売はんばいして「カリスマ撮とり師し」と呼よばれ、100人にん以上いじょうの女性じょせいのスカートの中なかを盗とう撮うつした罪つみに問とわれた被告ひこくに対にたいして、京都きょうと地方ちほう裁判所さいばんしょは「盗と撮とに対にたいする意欲いよくや執着しゅうちゃくは相当そうとう根深ねぶかく、刑事けいじ責任せきにんは重おもい」などとして懲役ちょうえき1年ねん6か月かげつの実刑じっけい判決はんけつを言い渡いいわたしました。

京都きょうと市し伏見ふしみ区くの無職むしょく、森もり雅紀まさのり被告ひこく（47）は、おととし2月つきから去年きょねん10月つきにかけて、京都きょうと府ふと大阪おおさか府内ふないの商業しょうぎょう施設しせつなどで、110人にんの女性じょせいのスカートの中なかを盗とう撮うつしたとして、府ふの迷惑めいわく防止ぼうし条例じょうれい違反いはんの罪つみに問とわれました。

森もり被告ひこくは、盗と撮と動画どうがを複数ふくすうのウェブサイトで販売はんばいし、ネット上じょうで「カリスマ撮とり師し」などと呼よばれていました。

6日にちの判決はんけつで、京都きょうと地方ちほう裁判所さいばんしょの安永やすなが武たけ央ひさし裁判官さいばんかんは「過去かこに同種どうしゅの犯行はんこうで罰金ばっきん刑けいを2回かい受うけた後のちも盗と撮とを日常にちじょう的てきに続つづけ、この事件じけんでも1年ねん半はん以上いじょうにわたりさまざまな場所ばしょで多数たすうの女性じょせいの下着したぎを盗とう撮うつし、常習じょうしゅう性せいは強つよい」などと指摘してきしました。

そのうえで「スマートフォンを分解ぶんかいしてかばんに仕込しこむなどみずから細工さいくした盗と撮と用具ようぐを用意よういし、盗と撮とに対にたいする意欲いよくや執着しゅうちゃくは相当そうとう根深ねぶかいものがあり、刑事けいじ責任せきにんは重おもい」などとして、懲役ちょうえき1年ねん6か月かげつの実刑じっけい判決はんけつを言い渡いいわたしました。