みずほ
銀行がATM
などの
システム障害を
短期間に4
回起こした
問題で、
親会社の「みずほフィナンシャルグループ」は、
責任を
明確にするため、
銀行の
藤原弘治頭取が
月内にも
辞任する
方向で
調整していましたが、
再発防止策の
徹底には
なお時間を
要するなどとして、
当面、
職務にあたらせる
方針を
決めました。
みずほ銀行がことし2月末から2週間足らずの間にATMなどのシステム障害を4回起こした問題で、外部の弁護士などで作る第三者委員会は、一連の障害の原因として、危機に対応する組織力や顧客目線の弱さなどがあるとする調査報告書を15日、公表しました。
これを受けて、親会社のみずほフィナンシャルグループは取締役会を開き、責任の明確化に向けて、経営陣の報酬を減額する処分などについて議論しました。
ただ、関係者によりますと、月内にも辞任する方向で調整していた藤原頭取については、再発防止策の徹底にはなお時間を要するなどとして、当面、職務にあたらせる方針を決めたということです。
みずほフィナンシャルグループは15日午後、坂井辰史社長が記者会見し、経営陣の処分などについて説明することにしています。