Actualités japonaises: 変異ウイルスの感染防ぐ中和抗体富山大学などが作製に成功

変異へんいウイルスの感染かんせん防ふせぐ中和ちゅうわ抗体こうたい富山とやま大学だいがくなどが作製さくせいに成功せいこう

Jun 16, 2021 16:06 3

Furigana

さまざまなタイプの変異へんいした新型しんがたコロナウイルスが、細胞さいぼうに結合けつごうするのを防ふせぎ、感染かんせんを防ふせぐことができるとする中和ちゅうわ抗体こうたいを人工じんこう的てきに作つくることに成功せいこうしたと、富山とやま大学だいがくなどの研究けんきゅうグループが発表はっぴょうしました。

製薬せいやく会社かいしゃと連携れんけいし、治療ちりょう薬やくとしての開発かいはつを目指めざしたいとしています。

これは富山とやま大学だいがくの研究けんきゅうグループが16日にち、会見かいけんを開ひらいて明あきらかにしました。

研究けんきゅうグループでは、新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんして回復かいふくした患者かんじゃの血液けつえきから、抗体こうたいを作り出つくりだす免疫めんえき細胞さいぼうの「B細胞さいぼう」を取り出とりだしました。

そして、このB細胞さいぼうの遺伝子いでんしを組くみ換かえて抗体こうたいを作つくらせることで、特とくに感染かんせんを防ふせぐ力ちからが強つよい中和ちゅうわ抗体こうたいを、人工じんこう的てきに作り出つくりだすことに成功せいこうしたとしています。

研究けんきゅうグループによりますと、この中和ちゅうわ抗体こうたいは、体からだの中なかで新型しんがたコロナウイルスが細胞さいぼうに結合けつごうするのを阻害そがいする働はたらきがあり、軽症けいしょうや中等ちゅうとう症しょうの患者かんじゃに投与とうよすれば重症じゅうしょう化かを防ふせぐことが期待きたいできるとしています。