G7サミットの首脳宣言で中国の人権問題への懸念などが盛り込まれたことに対し中国外務省は、「わざと中国に泥を塗った」などと反発しました。
中国外務省は15日の会見で、「わざと中国に泥を塗り内政に干渉した」としたうえで、「強烈な不満を示し断固反対する」と述べました。
また、G7を主導したアメリカに対して「アメリカは病んでいる。しかも軽くない。G7はアメリカに処方箋(せん)を出した方がいい」と非難しました。
G7の首脳宣言では新疆ウイグル自治区の問題などで中国に「人権の尊重」を求め、「台湾海峡の平和と安定の重要性」が明記されるなど、中国を牽制(けんせい)する内容となっています。