中国の1
月の
製造業の
景況感を
示す指数は2
か月連続で
前の
月を
下回りました。
景気判断の
節目と
なる水準は
上回ったものの、
新型コロナウイルスの
感染拡大の
影響で
景況感の
改善がいったん
足踏みする
形となっています。
中国国家統計局は
毎月、
製造業3000
社を
対象に
景況感を
調査する
製造業PMI=
購買担当者景況感指数を
発表しています。
31日、発表された今月の製造業PMIは51.3で、先月より0.6ポイント低下しました。
景気判断の節目となる50は11か月連続で上回ったものの、2か月連続で前の月を下回りました。
これは、▼国内で新型コロナウイルスの感染者が再び増加して、一部の企業で生産が減少したことや、▼輸出企業の間でもクリスマス商戦に伴う買い物需要が終わったうえ、世界的な感染拡大の影響で新規の受注が減ったことなどが原因です。
また、同時に発表された非製造業のPMIは52.4と先月より3.3ポイント低下し、交通や宿泊、飲食などで低い水準が続いています。
統計当局は、「企業の生産活動は総じて拡大が続いているが、そのペースは鈍っている」としています。
中国経済は新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた後、景気回復に転じて去年はプラス成長を維持しましたが、国内外の感染拡大の影響を受けて景況感の改善は足踏みする形となっています。