日本新聞: 2050年脱炭素「達成できる」7割以上企業100社アンケート

2050年ねん脱だつ炭素たんそ「達成たっせいできる」7割わり以上いじょう企業きぎょう100社しゃアンケート

Feb 3, 2021 08:02

Furigana

2050年ねんの脱だつ炭素たんそ社会しゃかいの実現じつげんを目指めざす政府せいふの方針ほうしんについて、NHKが企業きぎょう100社しゃを対象たいしょうにアンケートをしたところ、「政府せいふの支援しえん」など何なんらかの条件じょうけんがつけばという回答かいとうも含ふくめて7割わり以上いじょうが「達成たっせいできる」と回答かいとうし、多おおくの企業きぎょうが積極せっきょく的てきに対応たいおうする姿勢しせいを示しめしました。NHKは、去年きょねん12月つきから先月せんげつ中旬ちゅうじゅんにかけて、国内こくないの企業きぎょう100社しゃにアンケートを行おこない、2050年ねんまでに温室おんしつ効果こうかガスの排出はいしゅつを全体ぜんたいとしてゼロにすることを目指めざす脱だつ炭素たんそ社会しゃかいの実現じつげんについて認識にんしきを尋たずねました。

その結果けっか、「達成たっせいできる」が13社しゃ、「政府せいふの支援しえんや技術ぎじゅつ支援しえんなどがあれば達成たっせいできる」が65社しゃと、7割わり以上いじょうの企業きぎょうが達成たっせいできると回答かいとうしました。

一方いっぽう、「政府せいふ支援しえんや技術ぎじゅつ革新かくしんがあっても達成たっせいは難むずかしい」が4社しゃ、「達成たっせいは極きわめて難むずかしい」が1社しゃ、「その他そのた」は13社しゃでした。

「無む回答かいとう」は4社しゃでした。

また、脱だつ炭素たんそ社会しゃかいの実現じつげんに必要ひつようだと思おもうことを複数ふくすう回答かいとうで尋たずねたところ、最もっとも多おおかったのは「電源でんげん構成こうせいの抜本ばっぽん的てきな見直みなおし」が73社しゃ、次ついで「水素すいその活用かつよう拡大かくだい」が45社しゃ、「気候きこう変動へんどう対策たいさくに積極せっきょく的てきな企業きぎょうへの投資とうし促進そくしん」が44社しゃなどとなりました。

このうち、「電源でんげん構成こうせいの見直みなおし」と回答かいとうした企業きぎょうにどの電源でんげんを拡大かくだいすべきか複数ふくすう回答かいとうで尋たずねたところ、「太陽光たいようこうや風力ふうりょくなどの再生さいせい可能かのうエネルギー」が97.3％、「水素すいそ・アンモニアなど新しんエネルギー」が69.9％、「原子力げんしりょく」が23.3％などとなりました。