日本新聞: ワクチン接種“地域の実情に応じた接種体制構築を” 官房長官

ワクチン接種せっしゅ“地域ちいきの実情じつじょうに応おうじた接種せっしゅ体制たいせい構築こうちくを” 官房かんぼう長官ちょうかん

Feb 9, 2021 12:02

Furigana

新型しんがたコロナウイルスのワクチン接種せっしゅをめぐり、自民党じみんとう内ないから、高齢こうれい者しゃには自治体じちたいによる集団しゅうだん接種せっしゅだけでなく、医療いりょう機関きかんでの個別こべつ接種せっしゅも柱はしらとすべきだという意見いけんが出でていることについて、加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかんは、望のぞましい接種せっしゅ場所ばしょは一概いちがいには決きめられないとして、地域ちいきの実情じつじょうに応おうじた接種せっしゅ体制たいせいを構築こうちくすることが重要じゅうようだという認識にんしきを示しめしました。新型しんがたコロナウイルスのワクチン接種せっしゅをめぐり、自民党じみんとうの作業さぎょうチームは、65歳さい以上いじょうの高齢こうれい者しゃは基礎きそ疾患しっかんのある人ひとも多おおく、副ふく反応はんのうなどを早期そうきに把握はあくする必要ひつようがあるとして、自治体じちたいによる集団しゅうだん接種せっしゅだけでなく、医療いりょう機関きかんでの個別こべつ接種せっしゅも柱はしらとすることなどを求もとめる提言ていげんをまとめました。

これについて加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかんは、閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで「望のぞましい接種せっしゅ会場かいじょうの形態けいたいについては、さまざまな要因よういんが関かかわることから一概いちがいに申し上もうしあげることは難むずかしい。各かく市町村しちょうそんにおいて地域ちいきの実情じつじょうに応おうじて適切てきせつに体制たいせいを構築こうちくしていただきたい」と述のべました。

そのうえで、診療しんりょう所しょでの個別こべつ接種せっしゅを軸じくとする東京とうきょう・練馬ねりま区くの事例じれいなどについて全国ぜんこくの自治体じちたいと情報じょうほう共有きょうゆうを図はかっていると説明せつめいするとともに「大事だいじなことは、それぞれの地域ちいきで適切てきせつ、円滑えんかつに接種せっしゅを行おこなえる体制たいせいを構築こうちくすることだ。それに向むけて政府せいふとしてもしっかりと取り組とりくんで行いきたい」と述のべました。