東京オリンピック・パラリンピック
組織委員会の
森会長の
発言をめぐり、
野党側が、
国益を
損なう発言だとして
辞任を
求めているの
に対し、
自民党執行部の
間では
開幕まで
半年を
切る中、
辞任までは
必要ないという
意見が
強く、
国会審議などでも
与野党の
立場の
違いが
鮮明になっています。
東京オリンピック・パラリンピック
組織委員会の
森会長は、
先週「
女性が
たくさん入っている
理事会は
時間が
かかる」
などと
発言し、
その後、
撤回、
謝罪しましたが、
大会を
支えるボランティアの
辞退が
相次ぐなど
波紋が
広がっています。
これについて、野党側は「オリンピックの理念に反する発言をした人が大会組織のトップにいるままでは、国益を損なう」として、直ちに辞任するよう求めています。
これに対し、与党内では、発言は不適切で遺憾だとする意見が相次ぐ一方、自民党執行部の間では、すでに本人が撤回していることも踏まえ、開幕まで半年を切る中で、関係団体や各国との調整を急ぐ必要があるとして、辞任までは必要ないという意見が強く、組織委員会の対応を見守る構えです。
このため、野党側は、森氏に辞任を促さない政府・与党への批判も強めており、国会審議などでも与野党の立場の違いが鮮明になっています。