カナダでは、19
世紀から1990
年代にかけて、
先住民の
同化政策に
基づき、
先住民の
子どもたちが
親から
引き離されて、カトリック
教会が
運営する
寄宿学校に
入れられ、
そこで多くの
子どもが
虐待を
受けて
命を
落としていたことが
明らかになり、カナダ
政府は2015
年にまとめた
報告書で
当時の
政策を「
文化的ジェノサイド」と
非難していました。
これについて、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は1日、バチカンでカナダの先住民の代表団と面会した際、「教育に携わるカトリック教徒が、虐待に関わっていたことに憤りと恥を感じる。心の底から強い悲しみを表明する」と述べ、謝罪しました。
これに対し、カナダの先住民の代表は「歴史的なことだ。この謝罪は必要なもので、とてもありがたい」と歓迎しました。
カナダでは去年、西部のブリティッシュ・コロンビア州にあった寄宿学校の跡地で、215人の子どもの遺骨が見つかったほか、中部のサスカチワン州にあった寄宿学校の跡地の周辺でも、墓標のない751の墓が確認されています。