出演者が
痛がる様子を
笑いの
対象にするようなバラエティー
番組の
演出について、BPO=
放送倫理・
番組向上機構は、
青少年がまねをしていじめに
発展する
危険性がある
などとして、
制作者に
配慮を
求める見解を
出しました。
BPOの青少年委員会は、出演者が痛がる様子をみんなで笑うようなバラエティー番組について、視聴者から「いじめを助長する」といった意見が継続的に寄せられていたことを踏まえ、去年8月から審議を行っていました。
その結果、15日「見解」を発表し、青少年がまねをしていじめに発展する危険性や、いじめを傍観することを許すことにつながる懸念もあると指摘しました。
さらに最新の科学的見地から「青少年の共感性の発達や人間観に望ましくない影響を与える可能性がある」と指摘されているとして、制作者に対して配慮しながら番組を作るよう求めています。
BPOの青少年委員会では、平成19年にもバラエティー番組のいわゆる「罰ゲーム」での出演者に対する暴力や性的表現について改善を求める見解を出しています。