たくさん食べる和尚さん
静岡県の海の近くに、泰定庵というお寺がありました。とてもたくさん食べる和尚さんがいました。
漁師の人たちは、海で魚をとって船に乗せていました。漁師の人たちは、とても大変な仕事をしていましたが、あまりお金をもらっていませんでした。和尚さんは、船の持ち主に「漁師の人たちにもっとお金を払ってください」と言いました。船の持ち主は「私の弟と餅を食べて、勝ったら考えてもいい」と言いました。
和尚さんは、船の持ち主の弟よりたくさん餅を食べて、勝ちました。しかし船の持ち主は「考えるだけで、約束はしていない」と言いました。
船の持ち主は「私が江戸に行くとき、和尚さんが何も食べないでついてきたら、漁師の人たちが楽に働けるようにする」と言いました。
和尚さんは7日間、何も食べないで江戸まで行きました。そして、江戸でとても高い料理を50人分食べました。船の持ち主は、漁師の人たちのために、おみやげも買いました。
和尚さんは村に帰って、漁師の人たちは楽に働くことができるようになりました。