日本新闻: 尾身会長医療ひっ迫の中大会に伴う感染者対応は理解得られぬ

尾身おみ会長かいちょう医療いりょうひっ迫ひっぱくの中なか大会たいかいに伴ともなう感染かんせん者しゃ対応たいおうは理解りかい得えられぬ

Jun 9, 2021 11:06 2

Furigana

東京とうきょうオリンピック・パラリンピックをめぐり、政府せいふの分科ぶんか会かいの尾身おみ茂しげる会長かいちょうは、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいで、医療いりょうがひっ迫ひっぱくする中なかでの大会たいかいに伴ともなう感染かんせん者しゃへの対応たいおうは理解りかいが得えられないとして、政府せいふなどに感染かんせん対策たいさくの徹底てっていを求もとめました。

衆議院しゅうぎいん厚生こうせい労働ろうどう委員いいん会かいに出席しゅっせきした尾身おみ会長かいちょうは、大会たいかいの開催かいさいをめぐり「いちばん大事だいじなことは、医療いりょうのひっ迫ひっぱくで、過剰かじょうに負荷ふかがかからないことだ。新型しんがたコロナの患者かんじゃへの対応たいおうが手ていっぱいなのに、オリンピックのほうをやるのは市民しみんの理解りかいが得えられないので、そういう事ことが起おこらないようなやり方やりかたをするのがオリンピック委員いいん会かいや日本にっぽん政府せいふの務つとめだ」と述のべました。

また「スタジアムの中なかの感染かんせん対策たいさくも大事だいじだが、スタジアムに行いかなくても、日本人にっぽんじんのほとんどには、地域ちいきで一定いってい程度ていどの感染かんせん対策たいさくをお願おねがいすることになるので、納得なっとくしてもらえるようなスタジアムの中なかの景色けしきも大事だいじだ」と指摘してきし、観客かんきゃくの在り方ありかたをめぐっても、国民こくみんの理解りかいを得えられる対応たいおうが必要ひつようだという認識にんしきを示しめしました。

そのうえで、大会たいかい期間きかん中ちゅうも新型しんがたコロナウイルス対策たいさくを助言じょげんする厚生こうせい労働ろうどう省しょうの専門せんもん家か会合かいごうを開ひらき、感染かんせん状況じょうきょうや医療いりょうのひっ迫ひっぱく状況じょうきょうを評価ひょうかしたいという意向いこうを示しめしました。