일본어 뉴스: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（29日の動き）

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる29日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

ウクライナ軍ぐん「ロシア軍ぐんは増員ぞういんも成功せいこうを収おさめていない」

反転はんてん攻勢こうせいを続つづけるウクライナ軍ぐんは、28日にち、ザルジニー総そう司令しれい官かんがアメリカ軍ぐんの制服せいふく組ぐみトップのミリー統合とうごう参謀さんぼう本部ほんぶ議長ぎちょうとの電話でんわ会談かいだんで「ロシア軍ぐんは火力かりょくで勝まさり、兵員へいいんを増ふやしたにもかかわらず成功せいこうを収おさめていない。防衛ぼうえい作戦さくせんは計画けいかくどおりに進すすんでいる」と伝つたえたことを発表はっぴょうしました。

米べいウクライナに防空ぼうくうミサイルシステム来月らいげつにも引き渡ひきわたし

アメリカのバイデン政権せいけんは28日にち、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづくウクライナに対にたいして2億おく7500万まんドル、日本にっぽん円えんにしておよそ400億おく円えん相当そうとうの追加ついかの軍事ぐんじ支援しえんを行おこなうと発表はっぴょうしました。

具体ぐたい的てきには、高こう機動きどうロケット砲ほうシステム＝ハイマースに使つかわれる追加ついかのロケット弾だんや、砲弾ほうだん、それに、軍用ぐんよう車両しゃりょう125台だいなどが含ふくまれるということです。

アメリカ国防こくぼう総省そうしょうによりますと、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが始はじまって以降いこう、アメリカがウクライナに行いった軍事ぐんじ支援しえんは総額そうがくでおよそ179億おくドル、日本にっぽん円えんにしておよそ2兆ちょう6300億おく円えんに上のぼります。

また、国防こくぼう総省そうしょうは7月つきに供与きょうよを発表はっぴょうしていた防空ぼうくうミサイルシステム「ナサムス」2基きについて、来月らいげつ初旬しょじゅんにもウクライナ側がわに引き渡ひきわたすとの見通みとおしを明あきらかにしました。

国防こくぼう総省そうしょうは声明せいめいで「防空ぼうくう能力のうりょくはこれまでも、そしてこれからもウクライナへの支援しえんにおけるアメリカの優先ゆうせん事項じこうだ」としていて、ロシア軍ぐんがミサイルや自爆じばく型がたの無人むじん機きによる攻撃こうげきを行おこなう中なか、支援しえんを急いそぐ考かんがえを強調きょうちょうしました。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう “ロシアは近ちかくさらに人ひとを送おくる必要ひつように”

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは28日にち、新あらたに動画どうがを公開こうかいし、ロシアのプーチン政権せいけんが、30万まん人にんの予備よび役やくの動員どういんが完了かんりょうしたと発表はっぴょうしたことについて「ロシア側がわは国民こくみんをさらに前線ぜんせんに送おくる必要ひつようはないとしているが、私わたしたちが前線ぜんせんで感かんじていることは全まったく違ちがっている」と述のべました。

そして「ロシアは動員どういんされた人ひとたちを使つかってわれわれへの圧力あつりょくを高たかめようとしているが、彼かれらは準備じゅんびも装備そうびも不十分ふじゅうぶんだ。ロシアは近ちかいうちに、戦争せんそうに人ひとを送おくる必要ひつようがさらに出でてくるだろう」と述のべ、ロシアがさらなる動員どういんに踏み切ふみきる可能かのう性せいがあると指摘してきしました。

ロシア 30万まん人にんの予備よび役やく動員どういんの完了かんりょうを発表はっぴょう

ロシアのプーチン大統領だいとうりょうは28日にち、モスクワ郊外こうがいの公邸こうていでショイグ国防こくぼう相しょうから先月せんげつ、政権せいけんが方針ほうしんを示しめした30万まん人にんの予備よび役やくの動員どういんが完了かんりょうしたと報告ほうこくを受うけました。

ショイグ国防こくぼう相しょうは、30万まん人にんのうち8万まん2000人にんがすでにウクライナ侵攻しんこうの任務にんむに当あたり、21万まん8000人にんが現在げんざい、訓練くんれんを受うけているとしています。

そのうえで、ショイグ国防こくぼう相しょうは「追加ついかの動員どういんは計画けいかくされていない」と報告ほうこくしました。

予備よび役やくの動員どういんをめぐってはロシア各地かくちで反対はんたいデモが起おきたほか、国外こくがいへの市民しみんの脱出だっしゅつが相次あいつぎ、プーチン政権せいけんとしてはこれ以上いじょうの動員どういんの計画けいかくはないと強調きょうちょうすることで社会しゃかいに広ひろがる動揺どうようを抑おさえたい思惑おもわくもあるとみられます。

ロシア軍ぐんの無人むじん機き「防空ぼうくうシステム消耗しょうもうがねらいか」ウクライナ空軍くうぐん

ウクライナの空軍くうぐんの報道ほうどう官かんは28日にち、ロシアがイランから調達ちょうたつしていると指摘してきされている自爆じばく型がたの無人むじん機き「シャへド136」について、9月つき13日にち以降いこう、およそ300機きを撃墜げきついしたと主張しゅちょうしました。

一方いっぽうで、ロシア軍ぐんが無人むじん機きを使用しようしている理由りゆうについて「ウクライナの防空ぼうくうシステムを消耗しょうもうさせようとしている。ロシア側がわは深夜しんや0時じから午前ごぜん2時じにかけて無人むじん機きを飛とばしていて、この時間じかん帯たいは高性能こうせいのうな兵器へいきでなければ撃墜げきついできない」と述のべ、ロシア軍ぐんが撃墜げきついの難むずかしい時間じかん帯たいに無人むじん機きを集中しゅうちゅう的てきに運用うんようし、ウクライナ軍ぐんの防空ぼうくう用ようの兵器へいきを消耗しょうもうさせようとしているという見方みかたを示しめしました。

ロシアの世論せろん調査ちょうさ軍事ぐんじ侵攻しんこうに「強つよく懸念けねん」は過去かこ最多さいたの58％

ロシアの独立どくりつ系けいの世論せろん調査ちょうさ機関きかんは、ロシア国内こくないでウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうに強つよい懸念けねんを抱だいていると回答かいとうした人ひとは58％と、ことし2月つきの侵攻しんこう以降いこう、最もっとも多おおくなったと発表はっぴょうしました。

ロシア軍ぐんによるウクライナ侵攻しんこう後ご、ロシアの世論せろん調査ちょうさ機関きかん「レバダセンター」は毎月まいつき下旬げじゅんに全国ぜんこくの1600人にん余あまりを対象たいしょうに、対面たいめん形式けいしきで調査ちょうさを行おこなっています。

27日にちに発表はっぴょうした調査ちょうさ結果けっかでは、ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうについて「強つよく懸念けねんしている」と答こたえた人ひとは58％と、ことし2月つきの侵攻しんこう後ご、最もっとも多おおくなりました。

また「軍事ぐんじ行動こうどうを続つづけるべきか和平わへい交渉こうしょうを始はじめるべきか」という質問しつもんに対にたいして「必かならず和平わへい交渉こうしょうを始はじめるべき」と「どちらかといえば始はじめるほうがよい」と答こたえた人ひとは合あわせて57％と過半数かはんすうに上のぼりました。

特とくに「必かならず和平わへい交渉こうしょうを始はじめるべき」と答こたえた人ひとは26％と、先月せんげつより5ポイント増ふえていて、世代せだい別べつでは18歳さいから24歳さいまでが37％に上のぼり、軍事ぐんじ侵攻しんこうが長期ちょうき化かする中なか、若わかい世代せだいで外交がいこうによる解決かいけつを望のぞむ人ひとが多おおいことがうかがえます。