去年9月の
関東・
東北豪雨で
大きな
被害が
出た
茨城県常総市は、
再び
大規模な
水害が
起きた
時に
備えて、
住民一人一人にあらかじめ
避難のタイミングなどを
決めた
行動計画を
作ってもらう
取り組みを
始めることになりました。
常総市は、
大規模な
水害に
備えて、いつ
住民に
避難を
呼びかけるかなど、あらかじめ
時間帯ごとに
対応を
決めておくタイムラインという
行動計画を
策定していますが、このほど、この
行動計画に
基づいて、
住民一人一人にも
個別に
行動計画を
作ってもらう
取り組みを
始めることになりました。
行動計画作りは、はじめに、住民に自宅がある地域の地形の特徴や、過去に起きた水害などを学んでもらいます。そして、家族にお年寄りや小さな子どもがいるなど、それぞれの事情も考慮したうえで、河川の水位などの情報をいつごろからどうやって把握するかや、避難準備情報や避難指示の発令などを実際の避難にどのように生かすかなどを考えて計画を作ってもらうということです。
常総市は、まず、去年の水害で大きな被害を受けた市内の2つの地区をモデル地区として行動計画を作ってもらうことにしていて、順次、この取り組みを市内全域に広げていくことにしています。
住民一人一人がタイムラインを作ることについて、常総市安全安心課の斎藤健司課長は「この取り組みを通して住民一人一人が水害時にどのような行動をとったらよいのか考えてもらいたい。市としてもできるだけ多くの人に作成してもらえるよう対応していきたい」と話していました。