安倍総理大臣は、
5日夜、
総理大臣官邸で
記者団に対し、
今月26日と
27日に
ハワイを
訪れ、
太平洋戦争の
発端となった
75年前の
旧日本軍による
真珠湾攻撃の
犠牲者を
アメリカの
オバマ大統領とともに
慰霊することを
明らかにしました。
現職の
総理大臣が
真珠湾を
訪れて
犠牲者を
慰霊するのは
初めてです。この
中で、
安倍総理大臣は、「
今月の
26日、
27日、ハワイを
訪問し、オバマ
大統領と
首脳会談を
行う。ハワイでの
会談はこの
4年間を
総括し、
未来に
向けてさらなる
同盟の
強化の
意義を
世界に
発信する
機会にしたいと
思う。これまでの
集大成となる
最後の
首脳会談となる」と
述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、太平洋戦争の発端となった75年前の旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者をオバマ大統領とともに慰霊することを明らかにし、「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。未来に向けた決意を示したいと思う。同時に、日米の和解の価値を発信する機会にもしたいと考えている」と述べました。さらに、安倍総理大臣は、「昨年、戦後70年を迎え、アメリカ議会で演説を行い、私の思いや考えを発信した。その中で、真珠湾を訪問することの意義や象徴性、和解の重要性について発信したいということは、ずっと考えてきた。同時に、オバマ大統領との4年間を振り返る首脳会談も行うことができればと考えてきた」と述べました。
また、安倍総理大臣は、ハワイ訪問と真珠湾攻撃の犠牲者の慰霊について、先月、APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するため、ペルーを訪れた際に、オバマ大統領との間で確認したことを明らかにしました。現職の総理大臣が、真珠湾を訪れて犠牲者を慰霊するのは初めてのことです。