日本新闻: 警察白書銃撃事件で内容修正要人警護で警察庁の関与強める

警察けいさつ白書はくしょ銃撃じゅうげき事件じけんで内容ないよう修正しゅうせい要人ようじん警護けいごで警察庁けいさつちょうの関与かんよ強つよめる

Oct 14, 2022 12:10

Furigana

ことしの「警察けいさつ白書はくしょ」がまとまりました。

当初とうしょの公表こうひょう時期じきの直前ちょくぜんに安倍あべ元もと総理そうり大臣だいじんが銃撃じゅうげきされる事件じけんが発生はっせいしたため公表こうひょうを遅おくらせて内容ないようを修正しゅうせいし、要人ようじん警護けいごの見直みなおしを踏ふまえ、警察庁けいさつちょうの関与かんよを強つよめていくことなどが新あらたに記載きさいされています。

ことしの「警察けいさつ白書はくしょ」は14日にち、閣議かくぎ決定けっていされました。

例年れいねん、夏なつに公表こうひょうされていますが、ことしはその直前ちょくぜんに安倍あべ元もと総理そうり大臣だいじんが銃撃じゅうげきされ死亡しぼうする事件じけんが発生はっせいしたため、警察庁けいさつちょうは公表こうひょうを遅おくらせて内容ないようを修正しゅうせいしました。

「警備けいび実施じっし」の項目こうもくでは、当初とうしょ、紙面しめんを割さいていた「機動きどう隊たいの活動かつどう」などの内容ないようを大幅おおはばに削除さくじょしたうえで銃撃じゅうげき事件じけんを新あらたに取り上とりあげ「警護けいご対象たいしょう者しゃの生命せいめいを守まもることができなかったことを極きわめて重おもく受け止うけとめている」と記しるしています。

そのうえで、警備けいびの検証けんしょう・見直みなおしの結果けっかを図表ずひょうを使つかって説明せつめいしていて、都道とどう府県警ふけんけい任まかせにしてきた警護けいご運用うんようを抜本ばっぽん的てきに見直みなおし、警護けいご・警備けいび計画けいかくの作成さくせいや現場げんばの態勢たいせいなどの検討けんとうの過程かていで警察庁けいさつちょうの関与かんよを強つよめていくことなどを記載きさいしています。

このほか、白書はくしょでは、去年きょねんの摘発てきはつが全国ぜんこくで1万まん2000件けん余あまりと過去かこ最多さいたとなったサイバー犯罪はんざいなどを特集とくしゅうしていて「ランサムウェア」と呼よばれる不正ふせいプログラムによる深刻しんこくな被害ひがいの実態じったいや新あらたな手口てぐちなどを詳くわしく紹介しょうかいしています。