去年の
東京オリンピック・パラリンピックの
開催を
記念した「
東京レガシーハーフ
マラソン」で、
東京パラリンピックのマラソン
女子視覚障害の
クラスで
金メダルを
獲得した
道下美里選手が、ハーフマラソンの
視覚障害のクラスの
世界記録を
上回るタイムで1
番手でフィニッシュしましたが、
伴走者が
道下選手より
先にフィニッシュしたとして
失格となりました。
この大会は去年の東京オリンピックのマラソン競技が暑さ対策のため東京ではなく札幌市で行われたことを踏まえ、その代わりとなる記念大会として開かれ、オリンピック・パラリンピックの開会式などが開かれた国立競技場が発着点となりました。第1回となる大会には国内外のトップ選手や一般ランナーに加え、パラアスリートなど1万4000人あまりが参加しました。
東京パラリンピックのマラソン女子視覚障害のクラスで金メダルを獲得した道下美里選手が出場し、ハーフマラソンの視覚障害のクラスの世界記録を上回る1時間23分34秒のタイムで1番手でフィニッシュしましたが、伴走者が道下選手より先にフィニッシュしたとして失格となりました。
伴走者の志田淳さんは「ゴール前、どっちに行けばよいのか分からない状況だった。運営に改善をお願いしたが、伴走者の責任です」と話していました。
一方、道下選手は「そういうこともあります」と笑顔で話していました。
この結果、道下選手に続いて1時間31分41秒のタイムで2番手でフィニッシュした井内菜津美選手が優勝となり、この記録が世界記録更新となりました。
また、男子では東京パラリンピック5000メートルの視覚障害のクラスで銀メダルを獲得した唐澤剣也選手が1時間8分30秒のタイムで優勝し、みずからが持つ世界記録を更新しました。