昔、岐阜県の坂下という村に「のう」という大きな化け物がいました。
從前,在岐阜縣的坂下村有一隻名叫「ノウ」的大怪物。
のうは木曽川の水をたくさん飲むと言われていましたが、正体は誰も知りませんでした。
據說能喝下很多木曾川的水,但沒有人真正知道它的真實面貌。
嵐が強い年、村の人たちは「のうが暴れている」と話しました。
在有大颱風的年份,村民們會互相傳言說:「諾正在肆虐。」
のうを静かにするためには、村で一番きれいな娘をささげなければなりませんでした。
ある年、また大きな嵐が来ました。
でも、村には「つゆ」という娘しか残っていませんでした。
つゆはあまり美人ではありませんでしたが、村の人たちのために自分からのうのところへ行くと言いました。
露並不是美人,但她主動前往能那裡,為了村民們著想。
お母さんや村の人は止めましたが、つゆは一人で山へ行きました。
母親和村裡的人都試圖阻止,但露還是獨自一人爬上了山。
山の上でのうが現れ、つゆを見てとても喜びました。
在山頂上,Nō出現了,看到Tsuyu感到非常高興。
つゆはこわかったですが、「私を食べたら、もう暴れないでください」とお願いいしました。
雖然非常害怕,梅雨還是懇求說:「如果你要吃掉我,請不要再亂來了。」
のうは「お前はとてもかわいい娘だ」と言って、つゆを大切にしました。
諾溫說:「妳真是個非常可愛的女孩呢」,並且對露雨非常溫柔地對待。
次の日の朝、つゆと、今までのうにささげられた娘たちが村に帰ってきました。
隔天早上,露和以前被獻給諾的其他少女們回到了村莊。
村の人たちはとても喜びました。
つゆは「のうは、私のような娘が最初から来てくれたら暴れなかったと言いました。
梅雨這麼說道:「Nō說,如果一開始就有像我這樣的女孩來的話,他就不會變得那麼叛逆了。」
だから、今まで食べた娘たちを返してくれとお願いいしました」と話しました。
その後、のうはもう暴れなくなり、たまに村に来ても、つゆがにらむとすぐにおとなしくなりました。
自從那以後,Nō再也不反抗了,就算偶爾來到村子,只要被Tsuyu瞪一眼,就會乖乖聽話。
やがて、のうは大きな足跡を残してどこかへ行ってしまい、その足跡は池になりました。
之後,能留下了巨大的足跡離開了某個地方,那個足跡變成了一個池塘。
村の人たちはその池を「のうが池」と呼んでいます。