内村選手は、その後もひじや手足の先がしっかり伸びた美しい演技で最後の着地までほぼ完璧に決めて15.766の高得点をマークし、2位に1点近くの大差をつけるトップの得点で6日の決勝に進みました。
個人枠を争っている跳馬の米倉英信選手は、2回の跳躍のうちの1回目で、自身の名がつく世界最高難度の大技「ヨネクラ」を跳んだものの、着地が乱れました。
2回目の着地も乱れ、15.016の得点でこの種目2位でした。
決勝は6日行われ、競技後、東京オリンピックの代表に内定した選手が決まります。
男子団体の代表メンバーは4人のうち、NHK杯優勝の橋本大輝選手と、2位の萱和磨選手の2人が決まっていて、残りの2人は、代表選考の3大会の成績で団体の得点にどれだけ貢献できるかで決められます。 代表入りをめぐっては、NHK杯3位の谷川選手、3年前のユースオリンピックで5つの金メダルを獲得した北園選手、それにあん馬と鉄棒が得意な杉野正尭選手などが争っています。 5日の予選で谷川選手は4種目に臨み、このうち平行棒では、持ち味の力強い演技で次々と技を決めて14.833の得点をマークし、初めてのオリンピック代表に向けてアピールしました。 一方、北園選手は5種目に臨み、このうち、跳馬では、難度の高い大技のロペスをミスなく決めて15.000の高得点をマークしました。 平行棒でも15.033の得点を出すなど5種目すべてで14点台後半以上の高いレベルの演技を披露しました。 また、杉野選手も得意の鉄棒で手放し技を連続でこなすなど、14.733をマークしました。 決勝は6日行われ、競技後、東京オリンピックの代表に内定した選手が決まります。
谷川や北園らも代表入りアピール